電車のマナー違反に対する注意と『注意の仕方』による相手の反応

ヘッドホンの音漏れは年代問わず遭遇するが、ヘッドホンの機能の問題なのか音の大きさの問題なのか…外で聴く時にそこまで大きくしなくても良いと思うが、『他者・外部環境』を遮断したい気持ちの現れともいう。

電車のマナー違反、注意する?「注意した……7.2%」「注意したい……33.5%」

同じ大音量で聴く人でも、車・バイクにウーハーを搭載し重低音を響かせる人は、『自分の世界に没入し他人に干渉されたくないヘッドホン派』とは違い、『自分の世界の魅力を他人にも承認して欲しい欲求』が絡み、人にイケてると思う楽曲を聴かせようとするが、皆の趣味や気分がそれに合うとは限らないという想像力が欠如。

電車内のマナー違反にしても『自分の行動・発言が一般的に他者にどのように受け取られるかの想像力』があればしなくて済むものだが、公共空間で『自分だけの世界に閉じこもりたい防御』『自分をもっと見て欲しい自己顕示』『自分たちが楽しければそれでいい無関心と騒動』のどれが過剰になってもマナー違反に近づく。

他人に注意するか否かの論点は、前のつぶやきであれこれ書いたが、『相手の意識がマナー違反だけに素直に向かうような注意の仕方』ができるかどうかも重要。『注意している自分に対する反発や敵意』が生まれれば、注意された内容は分かったが、『言い方や態度が悪い・お前が気に入らない』など人の印象を巡る争いに脱線する。

無関係な他人のマナー違反の注意は、『自分に対する謝罪・申し訳なさ』を求める為のものではないが、強い口調で注意すると相手がそう受け取りやすい。『私の存在や意図は気にせずにマナー違反の行為だけを静かに改めてもらえればありがたく速やかに去りますが』という前提つきの注意だが前置きを言語化し過ぎてもおかしいw

マナー違反や迷惑行為の注意からの対人トラブルを予防するためには、『私の存在や意図は気にせずにマナー違反の行為だけを静かに改めてもらえればありがたい・あなたの人格やプライドとぶつかる考えはない』を相互に認めていれば良い が『アナウンス・電子掲示板の注意』と『生身の人からの注意』の違いを考えれば難しい。

『車内での携帯電話のご使用はお控えください』という機械的アナウンスに対し、『お前に言われたくない』と逆ギレするおかしな人はいないが、ただ聞き流し無視する人は多い。注意する人の存在や意図・圧力を感じるから、注意される人は行動を改めたり逆ギレしたりするのであって、マナーを知らないが為に違反する人は少ない