『同世代の異性』が数十万人以上はいるから、『自分と合う恋人』ができるはずという意見は前提が成り立たない。

恋人候補者を『同世代の学歴・価値観の近い異性全員(数百万人単位)』に設定した上で、『選び放題・よりどりみどり』というのは非現実的な前提で、街を歩いていれば好みのタイプの異性の一人くらい見かけるからその人と付き合えば良いと同レベルの話だろう。

アナタに恋人ができない理由

実際は30代なら『配偶者・恋人がいない人の数』や『恋人を求めている人(恋愛に前向きな人)の数』に変えるだけで相当減る。人間は同時に複数の場所には存在できないので『自分の生活圏・ウェブ活動圏の範囲で遭遇する異性』以上の異性には出会えず、離れた場所にいてネット上の接点もない異性はいてもアクセスできない。

知らない異性に話しかける、ネット上で探してみるような行為も含め、最大限に恋人候補の範囲を広げてみても数百人以上の規模までは拡大しない。異性と親しくなるプロセスのハードルは『接点を作る機会コスト・傷つき回避の心理的障壁』で、『どこかで見かけて良いなと感じるだけの異性の候補数の多さ』は余り意味はない。

どこかで見かけて良いなと感じるだけの異性をすべて恋人候補とするなら、都市部に住む女好き(男好き)の人は街中・電車・店舗で毎日数十人くらいは恋人候補と擦れ違うことになるが、それは通常『目の保養・刹那の妄想・見てるだけの楽しみ』と呼ばれるもの。内面や性格、将来性も含めた相手の選別とは無関係でもある。