なぜホストやホステスにはまってしまうのかの心理:『自分の欲求・孤独』を好みの相手に確実に満たして欲しいというニーズ

ホストに金を落とす心理は『サービス業の女性のストレスと反動形成の娯楽・金はあるが孤独・ノーリスクで好みの男にチヤホヤされたい・金のかかる派手な男の価値誤認』等だろう。

お金のかかる女・男は『一般的な恋愛対象』としては敬遠されるが、ホストやホステスのように『商品化された男女』の場合には、逆にお金を掛ければ掛けただけの価値があるように見えてしまう傾向(高いお金に見合うだけの普通の人にはない価値があると思い込まないと自分の行為が虚しくなってしまうため)がある。

女はなぜホストクラブにお金を落とすのか?ホスト界×ビジネス界のリーダーが語る“一晩100万円”の価値

男性がホステス・風俗嬢を求める理由も似通った所はあるが、女性の大半は『自分の魅力・価値に見合った男』ならそれほど苦労せず付き合えるので、初めからホストクラブに金を落とさない。ホスト・ホステスは『(カネを払う限り)心地よいサービス・会話・擬似恋愛の提供者』になってくれるが、金の切れ目や仕事の引退が『縁の切れ目』になるので割り切った遊びができない人がはまれば、ただお金を使わされて気持ちも傷ついて終わるだけだろう。

女性でホストにはまるのは『自分の魅力に見合った男の範疇』では満足できない人、『一般的な男女交際(男のほどほどのサービス)』では不満な人、普段は自分が好みでない男に尽くす仕事をしている人が想定される。

金ありきの付き合いは虚しいが、『ノーリスクで確実に尽くして貰える契約』の点にメリットを見る女性が顧客になるし、『(お店に行けばだが)会いたい時に確実に会える・どんな話でも興味を持って聴いてくれる』というのは実際の恋人・配偶者でも満たしてくれないことがある欲求ではある。

『自分の魅力や価値に見合った異性とサービスの範疇』に満足できない人が、夜の接客業を利用するとも言えるが、本当にお金があったり別にプライベートな家族・恋愛を持っていて『一時の遊びの時間』を買っている人はいいが、『擬似恋愛と恋愛の混同(本気の気持ち)』ありきで無理にカネを突っ込んでいる人は危ない。