気にしても変わらないことは気にしないの処世訓。AKB48渡辺麻友が語る「まじめさの損得」と「まじめさの戦略」

気にしても変えられない事は気にしても意味がないが、それを『頭で理解する事』と『実際にできる事』には落差がある。“対人的な気にしすぎ”はこれだけ悩んだんだから許して・認めてのまじない的期待もある。

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当事者の相手に伝わるはずもないところや直接的な問題と関わりのないところで、自分の内面だけで『悩む・迷う・苦しむ』というのは、『完全主義欲求の現れ』であると同時に『メンタルリハーサルによる自己弁護・自己補強』でもある。これだけ悩んだ、こんなに迷ったのだから、良い結果をの願掛けは多くの人がやっていたり。

AKBだけではなく世の中でも「まじめさ=功利主義的な得」ではないが「まじめの印象による好意・尊敬・応援の獲得」というストイシズム戦略が通用する場面もある。誰にも知られぬ真面目さに我慢できないのもまた人間臭さであるなと思うが……永遠に報われないことが確実な真面目さというのは特に若い世代だとただの損に思われがちかもしれない。

「AKBはまじめな子が損する世界」努力の人・まゆゆから見た内情

まじめさの本質は「自制による欲求の段階的実現・ストイックな自分の承認」を求める一つのローリスク戦略、「不真面目さやルール違反の低評価の恐れ」か。「AKBはまじめな子が損する世界」と渡辺麻友が自己言及した途端、その戦略性は「AKBのふまじめな子の指弾・まじめな子の支援」となり得をもたらす可能性も生む。

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