Googleが持ち株会社Alphabetを創設・Googleの新CEOにサンダー・ピチャイ氏が就任

Googleが組織再編の構造改革で、持株会社Alphabetを創設。このニュースだけで株価が7%上昇した。Google主力の検索広告事業は広大な市場を独占しているが、近年はGoogleがインデックスできないSNSの普及が進み、成長率は鈍化傾向にあった。組織効率とコスト削減で利益率は維持しているが。

Googleという世界トップレベルのブランド力を持つ名前が銘柄から消え、全Google株は自動的にAlphabet株に変換、GoogleはAlphabetの資本・経営の傘下に組み入れられる。新会社創設の理由は、『検索以外の新規事業による長期的視野での次の成長力の開発』だろうが、現状に安住しない姿勢。

株価上昇の分析記事では、持株会社を設立することで、Googleの稼ぎ頭である検索事業以外の事業の現在の状態と将来の可能性が見えやすくなるからとされている。『新規・研究開発などベンチャー性(ハイリスク)の高い事業』の業務進捗と財務の独立性が高まり、『事業別財務情報の開示』で財務・業績の透明性が高まる。

今まではGoogleの検索広告事業という数千億円規模の売上がある巨大事業の中に、ベンチャー的な有象無象の事業も一緒に組み込んでいたため、個別事業の財務の赤字が見えにくかった。将来の可能性や知的探究心を感じる事業に投資を惜しまないのがこの会社の魅力だが、投資判断では数字上の判断基準も欲しいという事か。

Google創業者のセルゲイ・ブリンはAlphabetの社長、ラリー・ペイジはCEO、会長のエリック・シュミットは会長ということで、Googleの経営権を掌握するトライアングルは変わらないようだが、サンダー・ピチャイというインド人が新たにGoogleのCEOに就任するという。

Google創業者の二人は経営方針への干渉を嫌っていて、自分らの保有比率を越す株数を外部に持たせないようにしていたが、この出世頭のサンダー・ピチャイはGoogleのさまざまな事業分野で大きな実績を残していて、相当に厚い信頼をされているようである。

自動運転技術とかはインフラ開発事業と歩調が合うかの問題はあるが、中期的には利益はでそうにも思う。クリーンエネルギーやスマートホーム関連の事業も好んで行っているが利益は出ているのだろうか。遺伝子工学による遺伝子治療・老化防止や寿命延長などバイオサイエンス部門のベンチャー的取り組みもあったりする。

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