デスクトップやノートのPCの販売台数が減りスマホが情報端末の主流に:『アプリ型・コンテンツ消費型』への移行

デスクトップやノートのパソコンが売れなくなり、スマホやタブレットの売上が伸びたが、昨年からタブレットの成長も鈍化した。スマホの一般化だが『創造性・自己表現のアウトプット』の道具であるパソコンから『コンテンツ消費・娯楽のインプット』の道具であるスマホへの移行は、コンピューターの大衆化の到達点だろう。

今は初めて購入・使用するコンピューターがスマホという人も多いだろうが、操作が簡単なタッチパネルと5?6インチ程度の画面サイズを持つスマホは『アプリ利用+コンテンツ消費』に最適化された閲覧ツール。ウェブやアプリを使用するユーザーの多くが、長文や複雑な編集のアウトプットを殆どしないという事でもある。

ウェブとコンピューターの組み合わせは、グーテンベルクの活版印刷に比肩する『技術革新・コミュニケーション変革』だが、ブログブームと連動したウェブ2.0等のバズワードで想像されていた『総表現者社会』ではなく『スマホ社会』にスライドした。表現者(発信者)より消費者(受信者)が多いのはリアルへの近接である。

実際、ブログブーム時に多くいた『個人単位のアルファブロガー』は一定量のコンテンツを作成した後、静かに人知れずフェードアウトしたり作家・文化人の枠に入っていった。今、『ソーシャルブックマーク・キュレーションサイトの人気記事』を占めるのは、企業運営やニュース系、まとめ系等で、個人ブログはすっかり勢いを無くしてしまった。

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