核家族化・未婚化・単身世帯化が急速に進む現代で『孤独死』をどう回避できるのか?

団塊以上の『皆婚世代』で複数の子・孫がいても孤独死は多いが『核家族化・同居拒否・他者への無関心化』もある。現代人は可能でも大家族や大勢での共同生活は敬遠しやすい。高齢者コミュニティ・地域社会の所属や奉仕に積極的な人なら完全孤立は回避しやすいか。

孤独死を防ぐために、一人一人が今できること

現実問題として、人は一人では生きられず完全な孤独には耐えられないのはあるが、それでも現代社会では『人間関係や共同生活のストレスを避ける・自分が興味関心のない人や集まりにはコミットしない』など非社交的・自己防衛的な人は多く、半ば間接的に孤独な状況を選んでいる所(人の煩わしさや面倒に意識が向く所)もある。

田舎では今でも複数世帯が同居していて、親が子供に住宅などを支援したりしている所も多いので、『子供の所得の低さ・親の介護と孤立の不安』がカバーされやすいところはある。『人間関係の良さ』より『煩わしさ・悪さ・負担』が目立つ時代背景もあるが、家族関係の真の信頼や協力を徐々に強化していけるかが問われているのだろう。

麻生太郎氏の『90歳でいつまで生きる気なのか・怠惰な生活習慣で老人が病気になるのは自業自得』など高齢者バッシングに象徴されるように、自分が老人だからといって必ずしも高齢者のアイデンティティーやコミュニティに親和的な人ばかりではない問題もある。高齢者同士の相互扶助やグループ活動も簡単な話ではない。

福田康夫氏が『あなたたちとは違うんです』と記者に対して特権意識を振りかざして話題になったこともあったが、プライドやこだわりの強い高齢者もまた客観的な年齢・老衰を無視して『あなたたちと一緒にしないでくれ』とばかりに孤立の道を歩む人は多いものだ。プライバシー・生活領域の細分化が進み他者との距離が開いた。

麻生氏や福田氏のような家柄・資産がある人は、『カネの力』で老後の問題をなんとか乗り切って往生していくことになるだろうが、経済力がなく衰弱した高齢者というのは、どんなに意地を張っても頑固になっても『他者の全面的な好意・奉仕』に依拠しなければまともな生活ができなくなる。その現実を嫌う孤立も十分にある。

高齢者のサバイバル能力は『可愛げのある好かれる性格・コミュニケーションしたくなる愛嬌と笑顔・経験から得た知恵の有効活用』であり、若者相手でも老人相手でも『嫌われたり不快にさせるような言動・態度』をせず、一緒にいて明るくなったり笑えたり助けたくなる要素を提供できるような人間性の円熟に達する事だろう。

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