人はなぜ水素水やマイナスイオン関連といった疑似科学に基づく商品を買ってしまうのだろう…

カール・ポパーにトマス・クーン、ポール・ファイヤアーベント、科学哲学で正統科学と疑似科学の差異を考えた時期もあるが、科学的根拠を無視して高額でなければ流行・話題狙いで買う事もあり、時に悪徳業者に利益を与えている恐れもあるな(汗)

女性で高学歴者ほど「水素水やマイナスイオン」にハマりやすい!?

一つ注意すべきは、重篤な病気に対する治療法として『疑似科学・民間療法・宗教をベースとした非科学的な方法・食品』を選ぶのはやめたほうが良い。現代医学で治療できない場合、本人・家族が納得するため『代替療法』にすがる心理は否定できないが、弱みにつけこみ効果のない高額品を売る悪徳商法に騙されないようにしなければならない!

重篤・慢性の病気を治すためという目的論ありきでは、疑似科学ベースの薬剤・食品・方法はあまり効果は期待できないが、プラセボ効果(偽薬効果)もあるので『納得できる価格帯・気持ちの安らぎ』で『食品として有害でないもの(栄養成分の組成は悪くないもの)』なら利用すること自体に意味がないわけではないかもだが。

科学の方法論や理論的な正しさの根拠というのも、突き詰めれば『実証科学の再現性の不完全性・自然(宇宙)の法則的な斉一性の謎』にも行き着くので、本当の意味で人間知性だけでは『科学と真理との間の溝』は埋めきれない可能性もある。物質自体の謎、宇宙に充満する暗黒物質は安定した観測方法さえ確立できない。

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