目黒区・24歳女性のストーカー殺人事件, なぜ26歳差の50歳男に交際・同棲と深入りしてしまったのか?

26歳差の50歳男とバイト先で知り合い食事位ならまだしも交際・同棲までした理由が不明だが、後がない男はストーカー化のリスクも高い。無職だが資産家等と身分を偽って接近した可能性もあるのかもしれない。

<目黒女性不明>24歳女性「仕返しされるかも」と相談

交際して同居するまでの期間が非常に短く、同居してから別れるまでの期間も短いことから、じっくり付き合って『お互いの相性が良いか・人間性や価値観がまともかの吟味』をする暇もなかっただろう。考える時間を与えず判断力を麻痺させるのも、詐欺師的な加害者の手としてあるが。

同居中に相手のストーカー的な気質や暴力的な言動、詐欺的な虚言などが目について、このまま付き合っていると危ないと思って別れたのだろうが、執拗なストーカーにいったん『恋人・配偶者』として認知されると、その執着心やしがみつきを解除して他人になる事は極めて難しい。精神疾患や人格障害に近いストーカーも多い。

24歳女性は過去にも実家で深刻なストーカー被害にあったことがあると報じられていた。距離を詰めて執拗に誘われ迫られると『きっぱり断れない優しい性格』だったのかもしれず、ストーカー化する犯罪者というのはなぜかそういった押しに弱くて粘れば折れるターゲットを絞り込む嗅覚のある人が多いとも言われる。

ストーカー対策は警察に相談しても解決困難で、『警告・念書』は逆に相手の怒りや報復をエスカレートさせる恐れもある。根本的な解決は『住所・勤務地を変えて徹底的に逃げる(実家・友人宅などは場合によっては危ない)』か『相手を納得させて諦めさせて別れる』かしかないが、後者でないと安心して暮らせない。

加害者の異常な執着心や病的なしがみつきを段階的に解消していく認知行動療法のカウンセリングや対人関係を見直して自立心を高める(他者依存をなくす)矯正プログラムの義務的な実施も必要なのだろう。ストーカーは『孤独耐性の病的低さ・標的者に対する情緒的なしがみつき・別れや絶縁に対する破滅的認知』が根本にある。

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