福岡・原三信病院のタクシー突入事故でブレーキ踏んだ記録なし:原因はブレーキとアクセルの踏み間違え

高齢の人の脳がエラーを起こす確率は、HV車の電子制御のエラーよりも高い。ブレーキが完全に効かず逆に加速する欠陥は想定しにくい。人の脳機能は錯視・記憶・サブリミナル・暗示等いい加減な部分も多い。

<福岡タクシー暴走>ブレーキ踏んでなかった 運転ミス断定

認知症・てんかん以外の高次脳機能障害にも『相貌失認・前向性健忘・半側無視・幻肢・幻覚・解離・運動麻痺』などあり、客観的な現実・記憶を誰もが常に正しく認識でき反射的に正しい手足の運動ができる保障が絶対にあるわけではない。何か脳機能障害があっても自覚は乏しく自分は正常だと信じて疑えないケースの方が多い。

人の脳機能障害を原因とするヒューマンエラーの事故は無数に起こっていて、てんかん様の一時的な欠伸発作・意識消失などは気づかない事が多い。原三信病院に突っ込んだタクシーの運転手は、事故後の表情がぼんやりして謝罪・焦り・狼狽もなく茫然自失の態だったようだ。一時的に高次脳機能に何か異常が生じた可能性もあるか。

認知症も正常と異常の境界線は曖昧で軽いものから重いものまでグラデーションがある『認知症スペクトラム』の段階がある。非常に軽度の認知症は日常生活やコミュニケーションに支障なくて運転も変わらずにできるが、危険回避の反射神経や間違いの認識からの行動変更(思い込み修正)がスムーズにいかない恐れがでる。

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