自動車の完全自動運転への接近、2025年以降に実現化のメド

人が関与しない完全自動運転が普及すれば自動車は『公共交通機関』に近い位置づけとなり、個人でマイカーを保有して車種のグレイドやスペックにこだわる車の文化・市場は衰退する。暫くは高速道路の渋滞時の自動追従や自動駐車機能の付加価値で市場は拡大か。

完全自動運転、実現は2025年以降か

衝突回避の自動ブレーキ、高速道路の高度なクルーズ機能(車間距離維持・レーンキープ)、自動駐車機能などの需要は今後も増え続け、数年後には高額ではない大衆車にも標準搭載化が進むだろう。部分的自動運転の普及が高まるだけでも、高齢車に多い『駐車場の踏み間違え事故・前車や建物に突っ込む事故』はかなり防げる。

部分的自動運転化が進むプロセスでは、人間が自動車を自分の意思と動作でコントロールするという『車を運転する楽しみ・ドライブの趣味性や娯楽性』はまだ失われないだろうが、完全自動運転に近づいて事故数が激減していくどこかで『人間が自分で車を動かす面白さ』は薄れ『人のヒューマンエラーへの警戒感』がより高まる。

自動運転化は公道でのスポーツドライブの面白さと危険性を無くしていくし、人間の意思や都合による『急発進・急加速・車間距離を詰める・生活道路の速度超過』なども、自動制御によって不可能にされていくと予測される。特に高速道路の自動化では、大半の車が自動クルーズで動けば、出口の到着時刻予測の精度が格段に上がる。

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