日本の少子化進行、100年後に7割も人口減少か、 スイスの登山家ウーリー・ステックがエベレストで死亡

○戦後70年でも日本の社会・技術・文化・価値観は想像を遥かに超えて激変したのに、100年後の人口など正確に予測できない。農業・工業など労働集約産業の自動化が少子化の背景にある。

少子化進行の日本 子どもの数どうなる?100年後は3分の1まで減少するおそれ

農業・工業・土木建築などの労働集約産業が『学歴不問で健康・素直な人材』を大量に雇用して十分な収入も出せる経済構造なら、子供を増やせば増やすほど経済成長して親世代の暮らしが楽になるという多産のモチベーションが働いたが、今は経済構造・親の子育ての意識・子供の学歴や労働適性(進路希望)がかなり変わった。

今より遥かに科学技術・自動化(ロボット・AI)が進歩するであろう100年後の未来は自動生産システムによって、『特別な能力・魅力・適性・気力を持たない個人』が仕事・収入・役割・承認を得る事が難しくなる恐れもある。自動化システムでBIが導入されても、何ができるかの自己の存在意義や承認欲求の問題は残る。

技術水準と人間の意識・評価軸が変わらないのであれば、少子化はいずれ自然回復するが、人間は技術革新や意識変革によって『既存の環境』を作り替えて『自己評価の基準』を変えていくので、単純に現状の統計的数値の延長で予測すること自体が不可能である。近現代はジェネレーションギャップが大きくなりやすい。

○スイスの登山家ウーリー・ステック(40)がエベレストで滑落死か。ほぼ同年だが冒険的クライマーは山で死ぬな。アルプス三大北壁の最速登頂記録を持つ人。アイガー北壁を命綱なしの単独登攀で2時間47分33秒、無酸素エベレスト登頂では8000mのデスゾーンに長時間滞在させられたが生還した。超人的人物だったが。

一つの大きな目標を達成しても、チャレンジをやめることのない登山家、よりリスク高めにして行動する冒険家というのは、加齢による体力低下などの要因もあって、いつかは天寿をまっとうできず死ぬ運命に落ち込みやすいと思います。本人にとってはやりたいことを続けた先の結果で本望かもしれませんが。

ウーリー・ステックに関しては、『本番の登山』ではなく『高所適応中の練習の登山』で滑落ですから、本人は死ぬリスクはあまり感じてなかったとも思う。とはいえ、彼の練習用のちょっとした登山は6000mとかの岩山なので、普通の人は死んでもおかしくないですけど。一寸先は闇が、人生ではあるが、一流のクライマーの山での事故死はやはり悲しいものだ。

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