通学路を車で暴走した映像をネットに投稿した男二人(19歳・20歳)が自首して逮捕:悪ふざけの法的な代償と人を傷つける危険性は大きい

無関係な通学途中の生徒を殺しかねない危険運転の暴走行為を行い、それを動画サイトに自ら投稿する動機は理解できないが、『他者に迷惑・危害を加える行為』でしか自己顕示できない生き方は虚しい。

通学路を車で暴走、車内から動画撮影し投稿か 大阪

ここまでの意図的・犯罪的な暴走行為は珍しいが、数年前にも通学路でフェアレディZをドリフトさせる危険運転を行って死傷者を出した事件があった。免許取立てで浮かれている人などに『歩行者の注目を集める・驚かせる運転』をわざとする人もいるが、歩行者のいる生活道路は徐行が基本でできないなら免許返上すべきだろう。

調子に乗ったり乱暴な運転操作をしたり悪目立ちしようとして(同乗者への変なアピールで)派手な動きをしたりすれば、一定の確率で死傷者を出す大惨事になるが、事後に『殺すつもりはなかった』と供述しても取り返しがつかない。事故の可能性が高まる危険行為を意図的に自分が行っていると気づかなければ人生を棒に振る。

本人と同乗者からすれば何か面白いと感じる要素があったのだろうが、こういった問題を根本的に解決するには『行為の結果の予見性』と『常識から外れた面白いと感じる行為のポイントの転換(自分が歩行者の時に車が猛スピードで突っ込んできたらどう感じるか怪我をさせられたらどうかの想像力の培い)』がなければならない。

テレビで集中的にこの暴走事件の映像が紹介されてきたことにより、19歳のとび職少年と20歳の会社員男が、自分たちが暴走してこの映像を投稿したとして自首したようである。『道に広がって歩く学生が邪魔だったからスピードを出しておどかした』と証言しているようだが、殺人未遂罪の容疑で逮捕されており、悪ふざけや短気な運転の代償は極めて大きなものになってしまった。

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