梅田地下街のパン屋で起こった従業員間の切りつけ事件:接客業に求められるハードルが上がっている

接客業に求められる対人スキルは昔より上がったが、パン屋のレジ中心の接客で『殴るほどの指導』をするのは、どちらかの考え方が極端にズレている。

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よほど無礼・傲慢な店員でもない限り、パン屋の接客で強いクレームがくる状況は考えにくいが、『お客に暴言を吐く・パンを乱暴に扱う・挨拶なしで無表情』などのレベルだと初めから採用されないか、短期で解雇されそうなものだが。それか重箱の隅をつつくような不要不急のしごき的な体罰・指導をしていたか。

しかし飲食店にせよ小売店にせよ雰囲気の良い店舗では『店長の罵声や叱責』が聞こえてくることはなく、『店員間の人間関係』も良くて『先輩の指導方法』も親身で合理的なことが多い。店長・先輩が嫌々ながら仕事をしてピリピリしている店は雰囲気が悪くなり客足も減りやすいが、多世代混合のバイト環境ほど難しいかも。

一昔前と比べるとコンビニでもファミレスでも『あからさまにやる気のないバイト』は余りいなくなったし、吉野家のような牛丼チェーンでさえ明るく気持ちのいい対応が増えたため、逆に接客業のスキルや意識が低い人が入ると悪目立ちするのはあるかもしれない。殴って指導する店は相当珍しい、20代前半ならそんな横暴な店はすぐ辞めそうなものだが、接客業の適性(先輩との関係構築能力)がないのに長く働き続けてしまったのだろうか。

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