スタートトゥデイ(ZOZOTOWN経営)の株価上昇とツケ払いの効果:ランダムな動きを見せる株式相場

○株式投資はランダムウォーカーである市場に、有望と見える銘柄の主観的基準点を設定し、様々な要因による上がり下がりの波のどこかで決断するゲームだろう。いわゆる『ボックスの上限・下限』を突き抜けていくチャートで大きな利益と損失が生まれるが、放置していない限り常人は利益か損失を確定して安心したい心理に負ける。

ポートフォリオに含む銘柄の数が増えるほど、チェスや将棋のような業種・決算・IR・政治・ニュースの相関関係と銘柄の間の損益バランスを読む論理ゲームの要素が生まれるが、今の日本経済のような高値圏だといつか落ちる不安の要素はつきまとう。

今年までは過去最高益の決算は多そうだが、来年以降どうなるかという不安はあるし、2020年の東京五輪以降の超高齢化社会でも日本経済は成長できるのだろうか。

○ツケ払いも追い風となったスタートトゥデイは年安1992円から年高3560円まで株価上昇、レイティングは3700円でPBや海外展開でも成長期待が続く。新興企業で時価総額1兆円超は破格だが、ブランドの品揃え・割引・委託料で一強状態か。

ZOZOTOWN「ツケ払い」利用者100万人突破 どの年齢層が利用?

アパレルの通販アプリでZOZOTOWNほど売れて成長を続ける他社がない。ユニクロも通販アプリに力を入れるが『ユニクロ以外のブランド』はないため、利益押上げは限定的だ。スタートトゥデイは『アパレル業界の楽天かつ楽天よりもサイト設計・委託料設定が優れた会社』で服に興味ある人をリピーターで捕まえやすい。

ツケ払いの未回収対策や未成年の使いすぎ問題はある。未払いをすれば名前・住所でブラックリストに入りアカウントが停止されるのでツケ払いの累積はできないはず。スタートトゥデイ株を早くに掴んで売っていない人は含み益があると思うが先の株式分割などを考えれば目先の下げを無視して宝くじ感覚で長く持つのも良いかも。

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