イギリスのテリーザ・メイ首相の『EU離脱・緊縮財政・英中友好(英日友好)』の政治をどう見るか?

テリーザ・メイ首相は保守党代表選で対立候補が『EU離脱の難局』に尻込みして棄権したことで自動当選したが、今の英国で保守党大敗が起こった理由の一つは『経済格差・雇用問題』、もう一つは『EU離脱への不安(一発勝負の国民投票の懐疑)』である。

メイ英首相、2022年総選挙後の続投に意欲

メイ首相は欧州統一懐疑派(EU懐疑派)だったが、国民投票に際しては『EU残留の意思表明』をしたものの、応援演説などはせずに推移を静観した。メイ首相の異名は『氷の女王』で、マーガレット・サッチャーの『鉄の女』にも似るが、普段から他の政治家と馴れ馴れしくせず、自分の意見はギリギリまで語らないタイプという。

メイ首相率いる保守党が長期政権化するかどうかの第一の壁は『EU離脱で本当に英国が安全かつ豊かな国として再始動できるか』である。メイ首相の経済政策は古典的な緊縮財政政策でとにかく『財政赤字』を減らすことに注力しているから、政策による景気浮揚・雇用増加の結果は余り期待できないとも言われる。

基本的には、メイ首相は移民労働力を当てにしない自国民による経済立て直しを考えているが、EU離脱をした後も当面はEU時代と同レベルの『人・モノ・カネの自由往来』を認める交渉を実現したいとし、EU離脱によって具体的に英国の経済・貿易・雇用の何が変わるかは不透明で、蓋を開ければ変化が乏しい可能性もある。

メイ首相は中国にも近づいていて『英中の黄金時代』の構築に相互協力したいと申し出ているが、日本にも近づいていて『日中関係の緊密化・北朝鮮の制裁決議と非難声明への協力』にも合意している。遠く離れた東アジアの外交政策では日中双方と友好関係を持つ姿勢で、尖閣など日中の利害相反事態には深入りしないだろう。

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