若いうちに結婚すれば孤独死しないというわけではないが……!、 “お一人様”でなくても家族以外に一緒に出かける相手は減ってくる!

○結婚は簡単だが離婚は難しく、片方だけが別れたい(メリットがない・厚かましい)場合はトラブルになるが、誰でもいいで結婚すれば余計なトラブルになりかねない。孤独死以外のリスクも多い。

若いうちに結婚しておくべき? 「孤独死したくなければ誰でもいいから籍を入れろ」論から議論展開 http://mixi.at/a1Snksv (01月16日)

誰でもいい相手であっても、入籍したり子供が産まれたりすれば、一方的に離脱できない人間関係が増える。この人間関係を安心感・信頼感・モチベーションにできるなら、結婚の意義があるが……。反対に、『決定的に合わない部分・一緒にいるのが不快で負担な要素』が強まれば、その縁が切れないことが長期の重圧になることもある。

孤独死したくなければ結婚しろとか、子供がいれば老後の保障になるとかいう理由で結婚しようとする人の危険性は、『配偶者や子供が思い通りの生産性・役割や保険』として機能しない場合に、家族に暴言暴力を振るうタイプになりやすい事だろう。老後に性格が悪く財産がなく、要求ばかり多ければ、子孫がいても絶縁が増える。

老後の自立的な人生設計が成り立たず子供に頼る場合、よほど好かれていないと夫婦関係や親子関係も険悪になりやすい。家族がいるからこそ医療費や介護費、世話を巡る争い、老後離婚争議、恩着せがましさが増えるケースもある。結局、親族・子孫に負担要求や役割押し付けが増えれば嫌がられる。誰でもいいなら尚更危うい。

老々介護や中高年の子供による介護に陥れば、好きもへったくれもなく悲惨な日常になりやすい。初めからそこまで好きでもない相手が要介護になり財産もなければ、そこからの介護を孤独死しないだけありがたいと思える保証はない。自分が世話されることを望む人がイメージする老後だけではなく自分が世話に追われる老後もある。

○学生やバイトの若者はともかく大人(30代以降)になると「随時に呼び出しやすい相手」が家族以外は少なくなる。昔は正社員のコミュニティ意識もあったが、今はそれも崩れて非正規なら尚更である。

“お一人様”はどこまでOK? 一人カラオケ、一人映画……(OVO [オーヴォ] – 01月16日) http://mixi.at/a1SXHWJ

一人でも楽しい遊びや場所はあるが、お一人様が増えたのは「気軽に誘える人が減った・結婚して家族を作る人が減った・非正規雇用が増えた」という影響がやはり大きい。既婚者と未婚者、正社員と非正規と無職、中流と貧困といった立場が違うだけで、30~40代以降は過去に相当親しかった相手でも誘いにくく話題もズレる。

昔の人・田舎の人も、大人になってから一緒に行動するのは大半が「家族・一族(親類縁者)・昔馴染み」などで、自分の気に入った任意の相手を誘って飲食や遊びに繰り出していたわけではなく、それらが無くなれば年齢を重ねるにつれて好むと好まざるとに関わらずお一人様になりやすい。家族・接点・所属が絡む連れ合いが多いか否かの違いなので、「今ある人間関係で楽しめない人・感謝できない人」はいずれにしても楽しめなくなってしまう。

お一人様ではない時も本当に気に入った相手と行動を共に出来ているかは、ケースバイケースなのだが、基本的に「誰と一緒に行動するか・誰を誘って出かけるか」というのは自由なようであって自由ではない(過去からのつながり・婚姻や家族などの制約で選択可能な範疇が規定されそれ以外の相手は誘いにくい)のである。

相手のプライベートや仕事・生活・心理に配慮して誘いにくくなることもある。任意の他人を誘う場合は一方的に自分が一緒に行動したいと思っても、大半が断られる。何らかの感覚や相性がズレると家族・恋人でも共同行動は減りやすい。意外に大人になると、「本心からその人と一緒に行動したいと思う瞬間」が一致するのは難しい。

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