池袋暴走事故と被害者の属性・同情、飯塚幸三氏が叩かれる理由、松坂桃李の結婚の条件など

○交通事故死者は年間約4000人以上だが、小さな子供と母親が死亡する事故はもっとも悲惨さ・悪質度が高く見られる。遺族の夫の悲哀は同情するが、やり場のない理不尽な類似事故は無数に起きている。

池袋暴走、遺族の夫「まるで生き地獄」 今も仕事行けず (朝日新聞デジタル – 05月17日 17:49) http://mixi.at/a8lpiIk

意図的な事件の死亡被害と偶発的な事故の死亡被害のどちらが悲惨かは論じる意味がないが、遺族が前に出て写真を出して、思い出を語る方が同情や義憤は当然多くなる。同じような被害でも、高齢者や無職の独身中高年、半グレな若者、障害者などだと、恐らくメディアもそれほどクローズアップしないし世間の関心も高まらない。

やはり幸せそうに暮らしている家族の日常が突然崩され、可愛い子供とその子をかばおうとした母親が亡くなってしまうという悲しみと理不尽のインパクトは、悪い仕事もしていた悪漢、認知症の高齢者、ぶらぶらしている孤独な無職者などが事故死するよりも大きく、理不尽な死でも誰も注目しないままのケースが大半ではある。

社会的にネガティブなファクターがなくても、一般的な会社員や公務員、フリーターなどでも、小さな子供のいる家族的背景がなければ、よほどの事件でなければニュース報道で一言触れる程度で終わりのことが多い。

社会の大勢の人に悲しみや悔しさを共感してもらったほうがいいのかどうかは、遺族それぞれの考え方で変わるが。

○公園に突っ込み保育士を骨折させた高齢者はすぐに質問に顔出しで応じ「謝罪+運転の未熟+誠意ある対応」を語っていた。死亡事故と違うが、言い訳や逃避をしない方が印象は良いと思うが。

池袋暴走、87歳男を聴取=「車に不具合」主張-運転ミスで立件へ・警視庁 (時事通信社 – 05月17日 21:31) http://mixi.at/a8lOz80

本当に体調が悪い期間は仕方ないが、自分で起き上がって話せる状態まで回復したのであれば、まずはテレビ電話ででも「謝罪が遅れてすみませんでした。私の運転ミスで取り返しのつかない事故を起こしてしまい申し訳ございません。

残された人生を被害者や遺族のための謝罪と補償に費やしていきたい旨」を語れば良いと思うが。

事故車両の調査で、機能に異常はないとの結論が出ている以上、車のせいにしても責任逃れしている悪印象にしかならないし、わざとひき殺した訳ではないのだから、自分の運転ミスや心身機能の衰えで事故を起こして申し訳ないという真摯な謝罪と対応をする以外にましな選択肢はない。人間性の評価も最悪は免れるわけで。

飯塚幸三という人も、学歴職歴から見て、年齢要因を差し引いても、知的能力が低いはずもないが、「自分の行動や発言が被害者・社会一般からどう評価されるかの想像力」がないのかな。

87歳で殊更に保身する意味もないし、結果が変えられない以上守りようもない。自分の運転ミスを認めて謝ることに何の不利益があるのか。

飯塚氏は高齢で足が悪いなどの問題があったが、車を運転すれば誰かをひき殺す可能性はどんなに注意してもゼロとは言えない。

だが交通事故は無差別テロでもない限り、わざと殺そうとしてひいたのではないのだから、許されるかどうかは別にしても、まずは真摯な謝罪とミス・不注意の自覚、最大限の補償などに努めるしかない。

○抽象的な好きな異性の条件やタイプは、結構「具体的に見たり関わったりして魅力を感じる生身の異性」とは異なる。

抽象的に嫌いな条件があっても、具体的な女性としては性的魅力があるなどは珍しくもない。理想的条件でも異性として感じないもある。

松坂桃李「細かすぎる結婚の条件」に驚きの声 http://mixi.at/a8lwhFD

そのため、現実の男女関係においては、「事前に明言していた細かな好きなタイプや嫌いなタイプの条件」はほとんど当てにならない。

「あんた、そんな女が一番嫌いって言ってなかった?」という相手と付き合ったり結婚したりも多い。また自分とは縁がないが潜在的には異性として好みな場合、認知的不協和で殊更に否定しやすい。

楽天AD