雅子妃殿下の英語力・外交スキル、原田龍二の不倫報道、ロート製薬の「DEOCO」を中年男性も購入、岡田准一「白い巨塔」の感想など

○天皇陛下と雅子妃殿下は対トランプ夫妻の外交で評価を上げたが、雅子様は自らが主体的に働ける環境だと「水を得た魚」だな。通訳を介さないトランプ夫妻との会話に現在の天皇・皇后の実践的な英会話能力の高さも伺われた。雅子様の高度なコミュニケーション能力とホスピタリティは、トップ外交官と言われれば確かにと思う。

トランプ大統領は世界の大国の首脳と会談する時にも、ジャケットのボタンを外したまま足を投げ出すような格好で鷹揚に話すことが多いが、天皇・皇后が完璧な礼儀とマナーで接するのでさすがのトランプもある程度畏まって対応していた。上着のボタンを留めなおす仕草がニュースになっていたが、豪放な無頼キャラを抑制した。

トランプ大統領は身長190センチでガタイがかなり良く、トランプと比較すれば天皇陛下は非常に小柄な体型だが、対人コミュニケーションにおいて「年上・大柄・豪胆な性格」であるにも関わらず、伝統をさほど重視しそうにないトランプが一定以上の謙遜・畏敬のスタイルで接しているのは面白い図式でもある。

雅子様、皇后になったことで心身の調子が急速に回復し、外交・接遇の才覚を発揮しそう。雅子様はメラニア夫人に気を遣って自分からあれこれ話しかけていたが、短期間の滞在でメラニア夫人が打ち解けた感じで別れたのは印象的だった。皇太子妃時代はメンタルの不調や宮内省に苦慮されたが、皇后になり運気は前向きそうだ。

○原田龍二、「裸一貫での再スタート」が逆にふざけているとしか受け取られない恐れ…48歳という性的主体として衰退する年齢も、性衝動の制御困難を促した可能性もある。結婚まで10年、結婚して20年…男と女のエロスにこだわれば道を過る。

原田龍二、ファン数人と不倫関係認めた 31日会見 http://mixi.at/a8yeTCi

男性の脳は「焦点化されて狩猟本能で自ら追いかけている時期」には、確かに倫理的な一夫一婦制と自分の性的欲望・エロス幻想がぴたりと一致するのだが、長期的な男女関係において原田龍二もそうだろうがある程度モテる男の場合、必ず「他の女性に誘惑されて自分の倫理観・自制心を試される局面」はあるようには感じる。

性的な欲求や幻想を、30年以上メンテナンスできる女性(男が見ただけでスイッチが入り忠誠を励みたくなる女性)というのはまず存在しないが、原田龍二の即物的な車内云々にせよ、タイガー・ウッズのセックス依存症にせよ「女性の差異の快楽・新しく甘い刺激」にこだわれば煩悩地獄・社会的抹殺に落ちるのが関の山だ。

初めから結婚したり子供を作ったりするなという不倫批判もあるが、真剣に深く考えれば考えるほど倫理的な結婚回避もあるのかもしれない。ただ、みんなが絶対に浮気しない保証はないのでやめときますみたいな考えになると、社会の安定秩序や家族的な倫理観が崩壊する。鉄の意志がなくても結婚する姿勢が悪いとも言えない。

○ロート製薬の「DEOCO」のマーケティングがアダルトグッズ的だが売れている。「若い女性のあの甘い匂いを放つ」のボディーソープや制汗剤を30~40代女性向けで発売したところ、おじさん世代にも売れて大ヒットしている。何の目的かwロート製薬は「男性の加齢臭にはデ・オウの方が効果的です」と助言してるのに…

「デ・オウ」と聞いた瞬間、「北斗の拳」のケンシロウに扮した伊藤英明のムキムキのマッチョな肉体を反射的に思い浮かべてしまったが、「ロート製薬のマーケティング戦略」、ふざけているようで人の脳裏に商品名とイメージをしっかり刻み込んでいる。プライミング効果を使うやり手のマーケッターがついているのだろうかw

しかし、中年男性が「DEOCO」なる商品を使いまくって、全身から若い女性のような甘い香りを漂わせていたら、かなり不審人物であるようにも思えるが…もしくはDEOCOには除臭効果はないとアナウンスされているので、加齢臭の原因物質ノミネールと混合しておかしなにおいになってしまうだけかもしれないw

○岡田准一の『白い巨塔』は『医学部教授の権威・野心からの失墜』を描ききれない不完全燃焼感があったが、時代的に唐沢版の『財前教授の総回診…(大名行列の権威表現)』などが時代錯誤になったのもある。

岡田准一『白い巨塔』唐沢寿明版との“決定的な違い”に反響続出「印象が全く変わるね」 http://mixi.at/a8yCsuL(05月31日)

天才外科医財前と財前を育てた師の東教授の愛憎劇のプロセスが省略気味だったのも残念だった。脚本の問題も大きいが石坂浩二が演じた東教授の方が「過去には良い師弟関係があり財前の外科医の腕を認めながらも、次第に対立が深まる(財前に敗れて送迎もなく寂しく大学を去る)過程」が良く描けていた気がする。

放送時間の短さがあり、どうしてもストーリーが駆け足になってしまうが、「財前と里見の友情にフォーカスした作品」として岡田版の良さもある。唐沢版では柳原医師(伊藤英明)の「裁判で偽証している罪悪感に揺れる心理描写」も上手く、看護師の女性との恋愛も挟みながら「財前の嘘を証言する過程」に説得力があった。

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