「医学・医療」カテゴリーアーカイブ

生物の運命である「老化・寿命」までも克服しようとする生命科学:科学技術の勝利か神の領域のタブーか

老化は現状不可避な生物の運命だが、最新の遺伝子治療・再生医療では「老化の克服」も研究目標として掲げられ、中期で実現可能とする研究者もいる。先進国の少子化・労働力不足と科学進歩の相克か。

高齢で活力衰える「フレイル」、国内250万人が該当か

本当に人工知能の超人的な(休みなき)解析機能の研究支援を受け、生命科学の加速度的進歩によって「老化・寿命の克服(健康年齢・若さ維持が100歳以上になるなど)」が起これば、人類と国家のあらゆるパラダイム(常識・現実の前提)がオセロのようにひっくり返り革命的社会変動が起こる。人口減少が逆に必要になる。

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新生児の約5%が体外受精で誕生:現代日本でなぜ人工受精率が高まっているのか?、 トランプ大統領とロケットマン金正恩

○人工授精増加の要因は平均初婚年齢・初産年齢の上昇。現代人のライフスタイルや学生期・職業キャリアが20代前半で妊娠出産する事が前提だったヒトの生物的特徴から良くも悪くも逸脱しやすい。

赤ちゃんの5%は体外受精で誕生する時代 ネット民「医学の発展に感謝」

現代人は平均寿命の延長や生活水準の向上、文明・テクノロジーの進歩と共に、「人生早期の妊娠出産という生物学的身体の要請」から逸脱しやすくなったが、社会生活をして道徳規範の影響も受ける人類は、他の動物と異なり元々「自然な動物的本能」だけで出産する事は難しい種である。

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7月の有効求人倍率は1.52倍でエン・ジャパンが急騰して株高も続く、 なぜ中高年になると体重増加しやすいのか?

○『バイトル・バイトルNEXT』を主力とするディップの投資、昨年は値幅の大きいボックス相場で人気でしたが、今年は過去最高益が確実視され求人状況も良いのにいまいち。CMキャラをピコ太郎から乃木坂48に変えバイト特集番組までやっているが、若いキラキラ女子のバイト宣伝は中高年増の求人市場に受けない恐れも高そうである。

リクルート系のエン・ジャパンはタウンワークを運営していて、ある意味でディップと同業種といってもいいが、株価は対照的に一直線で上がり続け、ディップの2300円前後に対して、元々同程度の株価だったものが3850円まで突き抜けた。リクルート本体も上昇が続くが、リクルートIPO以降、ネームバリューで押す。

フィスコ短信では、7月の有効求人倍率は1.52倍で、1974年以降43円ぶりの高水準、若者人口の段階的減少によってアルバイト・正社員(新卒)・派遣社員の雇用形態において、需要に対する供給が追いつかなくなっている。空前の売り手市場だが、専門性や適性、年齢、実績の査定もあり誰でも雇うわけではない問題が残る。

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ユースケ・サンタマリアが語った“うつ体験”と激やせから推測される心身の不調

『激やせ・気力のない表情や目・顔色の悪さ・食欲消失』は身体疾患やがんの徴候だが、うつ病など精神運動抑制性の精神疾患の徴候でもある。

ユースケ・サンタマリアが語る”うつ体験”「体がダルくなって、飯が食えなくなって…」不調を脱することができた理由とは?

『体がだるくて動けない・疲労感と倦怠感・飯が食えない・眠れない・胃腸の調子が悪い』など身体症状が中心になる『仮面うつ病』もある。精神疾患は無意識に『自分が精神の病気であることの否認』の防衛機制が働きやすく、体の病気・異常を疑ったドクターショッピングに陥る人も多いが、原因不明の不定愁訴として扱われる。

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海保特殊警備隊員が熱中症で倒れて死亡:熱中症は早期発見・早期対応が重要。

熱中症は早期発見・早期対応が重要だが、海保特殊警備隊員としての自覚や体力、プライドによって『Ⅰ度(軽症)の熱中症』の自覚があっても弱音を吐いてはいけないと我慢して訓練継続で悪化した可能性がある。

海保特殊警備隊員が死亡=熱中症、訓練中倒れ―海保

30度以上の高温多湿な環境でハードな運動・訓練をしていれば、いくら普段から鍛えていても熱中症を発症するリスクはある。気力・体力があればⅠ度の熱中症の気分の悪さ・めまいは我慢して行動を続けられるが、Ⅱ度の熱けいれんや疲労感で行動困難となり、Ⅲ度の熱射病の意識障害になると生命の危険が生じる。

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晩産化による育児と介護のダブルケアの問題:長寿化の介護問題・人の世話をできる人の減少

育児と介護のダブルケアの原因の一つは確かに晩婚化・晩産化だが、戦前戦後までの日本人の平均寿命は60歳前後で55歳退職でも余命が5歳前後しかなかったので『長期介護の問題』が発生しづらかった。

<晩産女性>親の介護と育児同時に 40~50代3人に1人

現代人は健康寿命も延びて65~70歳頃までは自立的生活が可能な人が過半だが、それでも70代以上になると『健康ではない医療・介護が必要な余命』が10年以上は残ることが多く、家族のマンパワーか施設介護の経済負担かのどちらかが必要になる。現代人から『自然な死』が失われ、救命後の延命治療の問題もある。

現代の核家族・サラリーマン世帯では特に『ダブルケア』はじめ『自立できない他人を物理的に世話する余力・心理状態』が乏しくなりやすい。過去の大家族のように余剰人員のバッファがないので『自分一人であれもこれもの負担・責任』は大きくなる。一人でなくても配偶者が手伝うくらいで、人員も時間も不足しがち。

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