「家族」カテゴリーアーカイブ

子供の虐待殺人事件の報道と感想、日韓関係の悪化、文在寅と曹国の信用失墜と韓国の驚異的な少子化問題

○現在のDV夫と再婚する前は、曾祖父母の家によく娘を連れて行っていたが、再婚後に疎遠になったと報じられていた。自己中な新しい男に頼るより、親・親族が協力的ならそちらを拠点にした方が良い。

「預かってます」昨冬もジムで3度保護 鹿児島4歳死亡 (朝日新聞デジタル – 09月03日 12:19) http://mixi.at/aezrHSn

連れ子でも可愛がり絶対に暴力を振るわない(朗らか・協力的)という「家庭・育児に向く男」であれば、若いシンママで再婚しても良いが、「子供を邪魔者扱いする男+子育てに必要な仕事・収入がない男(若い母親にしか興味がなくまともに働かず暴れる男)」なら、初めは多少好きでも早晩その男の処遇に困るものである。

最近起こった鹿児島県の児童虐待でも、虐待・殺害した21歳の建設作業員の男が同居していたのに、同居の事実さえ児童相談所は把握していなかったという。「仕事・収入・魅力・家庭適応が不十分な男を女性側が自宅に引き入れた場合」は、入れるのは簡単だが帰る家・金もない男にすぐ出て行ってもらうのは一苦労になる。

○「閉鎖環境での暴力・上下関係の刷込み・逃げられない思い込み」は、屈強な男でも従順・弱気にしてしまう事があるが、個人対個人の関係ではできるだけ早期に異常性に気づいたら逃げるしかない。

むせび泣き、言葉出ず=「報復怖かった」-優里被告・5歳女児虐待死 (時事通信社 – 09月03日 14:01) http://mixi.at/aezkZGT

共同生活というか一緒にいる時間が長い男女関係(夫婦関係)は、良くも悪くも「相手からの一定の洗脳的な影響」は受けやすく、「その人と一緒になる前の自分の意識・行動」と変わる可能性はある。お互い独立と自由を重んじ干渉する部分が少なければ影響は弱いが「役割・束縛・不機嫌」などでコントロールされる人は多い。

まぁ、交際なり同居なりの段階で、「相手の意見・指示などに逆らいにくい上下関係」や「相手が不機嫌になったり怒ったりしたら本気で怖いと思う感情」に気づいたのであれば、「相手の顔色・機嫌・指示にコントロールされる人生を避けたいなら、その時点で関係解消に向けた動きを始めた方が良いとは言える。

不機嫌になってもどこかしら可愛らしさがあるとか、怒っていても絶対に暴力は振るわない人であるとか、最終的には折れて合わせてくれるとかいうことが確信できている男であれば、「DV・虐待・洗脳的支配」などのリスクはないだろう。腕力がない女性の場合、「精神的・気持ち的には自分が少し上なくらい」が安全である。

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山里亮太と蒼井優の結婚について雑感、川崎殺傷事件と不幸・不遇・報復の自己認知、学校に行かないホームスクールの選択肢など

○容姿格差婚が暗黙の前提になっていて、山里氏本人が蒼井優氏を格上に祭り上げるスタンスだから余計にこじれるが、産婦人科医でナチュラルな優生思想を語るのはデリカシーがない。容姿イジリは芸人の生命線だが、一般人がされたら迷惑で傷つく。

とくダネ宋美玄氏、山里結婚イジりで批判浴び謝罪 http://mixi.at/a9NBzsX

だが現代のマスメディアは基本的に「容姿格差・外貌ヒエラルキーのネタ」を前提に成り立っていて、テレビ番組で人気のある「モニタリング」でも「容姿レベルが高い芸能人に一般人が対面で優しくされたらどうなる系」の舞い上がる姿を笑うネタが多い。昨日も吉岡里帆にデレデレで血圧を上げている一般男性がネタにされていた

○一般の少し可愛い女性でも、純な男の心を動かすのは容易い…岡田准一・三浦春馬・瑛太・堤真一・鈴木浩介らをのめり込ませた事もある蒼井優からしたら「天才」と呼ばれる程の返しではないかもしれない。

蒼井優、山里亮太からのプロポーズを引き出した“返し”に反響「天才」「たまらない」 http://mixi.at/a9M0O66(06月07日)

蒼井優さんのコミュニケーション能力やコロコロと変わる表情の出し方が、ナチュラルなものなのか、一定の経験則・計算(心理操作)も含むものなのかは分からないが、本人が意識しなくても「男をその気にさせる表情の出し方・言葉の選び方・反応の仕方」が上手い女性は恋愛市場ではかなりモテることは確かだろう。

山里亮太しか知らない蒼井優の顔があることは否定しないが、ポルシェに乗って咥えタバコをしているクールな写真、マンション購入で結婚準備をしてた鈴木浩介を切ったなどまた蒼井優の知らない顔もあるかもしれない。多面的なコミュ強者の印象。このタイプが急にクルリと変わると怖いが、人は基本単純・素直なだけではない。

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雅子妃殿下の英語力・外交スキル、原田龍二の不倫報道、ロート製薬の「DEOCO」を中年男性も購入、岡田准一「白い巨塔」の感想など

○天皇陛下と雅子妃殿下は対トランプ夫妻の外交で評価を上げたが、雅子様は自らが主体的に働ける環境だと「水を得た魚」だな。通訳を介さないトランプ夫妻との会話に現在の天皇・皇后の実践的な英会話能力の高さも伺われた。雅子様の高度なコミュニケーション能力とホスピタリティは、トップ外交官と言われれば確かにと思う。

トランプ大統領は世界の大国の首脳と会談する時にも、ジャケットのボタンを外したまま足を投げ出すような格好で鷹揚に話すことが多いが、天皇・皇后が完璧な礼儀とマナーで接するのでさすがのトランプもある程度畏まって対応していた。上着のボタンを留めなおす仕草がニュースになっていたが、豪放な無頼キャラを抑制した。

トランプ大統領は身長190センチでガタイがかなり良く、トランプと比較すれば天皇陛下は非常に小柄な体型だが、対人コミュニケーションにおいて「年上・大柄・豪胆な性格」であるにも関わらず、伝統をさほど重視しそうにないトランプが一定以上の謙遜・畏敬のスタイルで接しているのは面白い図式でもある。

雅子様、皇后になったことで心身の調子が急速に回復し、外交・接遇の才覚を発揮しそう。雅子様はメラニア夫人に気を遣って自分からあれこれ話しかけていたが、短期間の滞在でメラニア夫人が打ち解けた感じで別れたのは印象的だった。皇太子妃時代はメンタルの不調や宮内省に苦慮されたが、皇后になり運気は前向きそうだ。

○原田龍二、「裸一貫での再スタート」が逆にふざけているとしか受け取られない恐れ…48歳という性的主体として衰退する年齢も、性衝動の制御困難を促した可能性もある。結婚まで10年、結婚して20年…男と女のエロスにこだわれば道を過る。

原田龍二、ファン数人と不倫関係認めた 31日会見 http://mixi.at/a8yeTCi

男性の脳は「焦点化されて狩猟本能で自ら追いかけている時期」には、確かに倫理的な一夫一婦制と自分の性的欲望・エロス幻想がぴたりと一致するのだが、長期的な男女関係において原田龍二もそうだろうがある程度モテる男の場合、必ず「他の女性に誘惑されて自分の倫理観・自制心を試される局面」はあるようには感じる。

性的な欲求や幻想を、30年以上メンテナンスできる女性(男が見ただけでスイッチが入り忠誠を励みたくなる女性)というのはまず存在しないが、原田龍二の即物的な車内云々にせよ、タイガー・ウッズのセックス依存症にせよ「女性の差異の快楽・新しく甘い刺激」にこだわれば煩悩地獄・社会的抹殺に落ちるのが関の山だ。

初めから結婚したり子供を作ったりするなという不倫批判もあるが、真剣に深く考えれば考えるほど倫理的な結婚回避もあるのかもしれない。ただ、みんなが絶対に浮気しない保証はないのでやめときますみたいな考えになると、社会の安定秩序や家族的な倫理観が崩壊する。鉄の意志がなくても結婚する姿勢が悪いとも言えない。

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平成で子供人口は787万人が減少、職場のいじめ・自殺の問題、裁判員制度と市民意識、寝たきりの親を放置する問題の増加など

○子が労働力で女性の人権・職業選択が抑制され結婚出産が半ば義務でないと、ほぼ全員が3~4人以上の人口増の子供を産む戦前型・アフリカ型の出産構造は有り得ないが、そうしたい現代人がほぼいない。

子ども、平成で787万人減 進む少子化「令和でも…」 (朝日新聞デジタル – 05月04日 17:11) http://mixi.at/a88Ol1n

タンザニアの15歳未満の子供率44.4%は異常な高水準だが、アフリカだけでなく中東アラブ諸国でも30%前後の国が多く、「若者の多さ・仕事の少なさ・所得の低さ」などが「治安悪化・反米やテロの暴力的エネルギー」を生む反作用もある。景気・雇用が十分でないのに子供人口が増えると、治安や人心が荒っぽくなる。

○宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」の打ち上げ成功。ホリエモンはライブドアを失ってからもタレント・執筆・ウェブ・投資など多角的な収益構造はあるのだろうが、宇宙事業を継続できるのは凄いな。

「ホリエモンロケット」打ち上げ成功 3度目の挑戦 (毎日新聞 – 05月04日 07:02) http://mixi.at/a883xCA

宇宙探索と生命科学というのは、人類の知性・技術に残された最後のフロンティアではあるので、知識として学ぶだけでもエキサイティングな分野や理論は確かに多い。だが宇宙ベンチャーは単純に考えて「顧客からお金を取れるビジネスモデル構築」が数十年単位では無理そうで、金儲けの面では半分道楽(好きでやる仕事)だろう。

○工事現場の風土・人間関係への適性(暴言の受け止め方)もあるが、生真面目で叱責を気にして自分を責める21歳の青年で過労状態が続いていると、自殺までしないにしてもうつ病発症等は十分有り得る。

強い叱責、ダム湖で21歳死亡 元請け側による労災認定 (朝日新聞デジタル – 05月04日 13:56) http://mixi.at/a88NI5s

石の上にも三年とは言うし、工事・土木建設の現場には口の悪い人や気性の激しい人などがいる可能性は少なからずあるだろうが、その種の風土や口調、人間関係に慣れてないとおじさん世代でも怒鳴られたり凄まれたりするとストレスにはなるからな…他人事なら何とでも言えるが、当事者として上下関係に組み込まれると面倒かも。

職場・職種・雰囲気の大まかなカルチャーや人間関係への適応度の問題で、自分自身のメンタルやストレス耐性の限界を知って対処できればいいが…若くてまじめな人だと「ここで辞めたら逃げ癖がつく・仕事はどこでも厳しい」という考えからうつ病・自己否定に至っても気合で出勤を続けて、突然蒸発してしまうケースもままある。

しかし、仕事というのも「和気あいあいとした雰囲気の会社・女子社員と雑談しながらできるような仕事」もあれば、「殺伐とした怒声が響き渡るような会社・一切の私語ができない事務所・強面のおじさんばかりの仕事」もあって、たかが仕事されど仕事であり、どこに就職するかで天国もあれば地獄もあるものだ…

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AT車になって交通死亡事故が増加しているわけではない、高齢者になっても好かれるためのポイント、安価な合葬墓の増加に悩む寺など

○AT車がほぼ無かった1970年に交通事故死傷者の一次ピークがあり「98万1096人」が死傷、10万人当り「16.33人」が交通事故で死んだ。AT車ばかりの2017年は「2.91人」で交通死亡事故は激減している。

なぜ、AT車はブレーキの踏み違いが多発するのか。その対策を考える (HARBOR BUSINESS Online – 05月07日 08:40) http://mixi.at/a8bkbtF(05月07日)

高齢者の事故が多少増えているとしても、統計的には交通死亡事故は1970年代からほぼ一貫して減少トレンドにある。現在でも数字的には非高齢者の死亡事故が多く、AT車普及と道路整備によって逆に交通事故は減ったと解釈するのが正しい統計の見方だ。昔はネットがなく人権も低かったため、そこまで騒動にならなかった。

確かに、高齢者から免許を取り上げ、大型車のMT車率を高めれば、わずかに死亡事故は減少するかもしれないが、10万人当り2.91人の交通事故死亡率というのは、世界的に見ても低い水準で日本が特別に交通死亡事故の頻発地域という見方は正しくない。平和な時代、人権意識の高いネット社会で、他の話題が減った影響。

近未来においては、ヒューマンエラーをゼロにする全自動運転車、道路インフラのAIによるシステム管理が行われることになり、交通事故は限りなくゼロに近づくかもしれない。

現代人は、意識の上で事件事故が一件でも起こってはいけないというゼロリスク社会を実現したいと思っているので、最終的にシステム管理に移行しそう。

http://jafmate.jp/blog/news/180115_4.html

交通死亡事故の統計的推移の記事。70年は約6124人に1人が交通事故で死亡していた。それが17年は、約3万4364人に1人の割合となった。交通事故死する確率が5.6倍も低くなったということで、それだけ安全になった。

○現代では人(世間)から良く見られる「良し悪し」の価値が落ちて、自分の感性・感情に基づく「好き嫌い」の価値は上がったが、「好き嫌い」のみで順風満帆・平均以上を長期継続できる人はある種の天才でもある。

あなたは「良し悪し族」? それとも「好き嫌い族」? この違いが人生を左右する! http://mixi.at/a8aXvSx

○高齢になって家族に好かれる人と嫌われる人は確かに分かれる。好かれる典型的な父は「口は出さないが金は出す頼れて話せる親父」ではある。

66歳男性が風呂場で涙… 友人もいない老後を憂う相談者に鴻上尚史が指摘した、人間関係で絶対に言ってはいけない言葉 (AERA dot. – 05月06日 16:00)  http://mixi.at/a8a5Qo4(05月07日)

嫌われやすい高齢男性の典型的タイプは、中年期以降からの積み重ねも含め、「話題・行動・人間関係が自己中心的かつ他者否定的な人」になる。特に家族から嫌われる人は、DV・借金・不倫など問題があった人は当然だが「家族を貶める人・悪口や批判、自慢を言い続けた人(会話すると気分が悪くなるのイメージ)」だろう。

中高年男性は幸運や人に恵まれた人、家族や周囲に恩恵を与え続けてきた人を除けば、基本は孤独になりやすい。孤独を回避したければ「自分が寂しいから行動する」のではなく「自分を必要としてくれる人・場のために役立ちたい」がなければ難しい。高齢になると自分を認めたり心配したりしてほしい気持ちが前に出れば嫌われる。

ある程度の年齢になって家族から徹底的に嫌われていたら(目も合わせない・話もできないなら)、諦めて一人で楽しむ方向で模索し、時々の関係を前向きに楽しんだ方がいい。自分が良いと思う人に好かれることは不可能だが「自分を必要とする場所・人」は必ずあるので、自分の楽しみや承認を二の次にして貢献すれば人は寄る。

というより、66歳でハッと気づいて、改めて孤独や疎外に苦しむのは、人生観や人間関係の洞察・見通しに甘さがある。それまでの人生で家族やきょうだいに特に好かれているわけでもなく、自分がその人たちを笑顔にするために積極的に貢献してきてないなら、退職したからといって急に集まってきてワイワイ過ごすはずがない。

極論すれば、人は直接的にせよ間接的にせよ、何らかの魅力・メリット・楽しさ・恩義・負い目・運命などをその相手に感じていないと、自発的に中高年になってから近寄ってきてあれこれ世話を焼いたり機嫌を取って遊び相手になってくれるはずもない。そうしたいなら、そうしたい生き方を実践していなければならない。

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カンタン・メイヤスーやマルクス・ガブリエルの現代思想、 子供にとっての友達の意味とは何か?など

○21世紀の哲学は科学哲学や分析哲学が主流になりいわゆる「大文字の思想家」は不在となった。リオタールの「大きな物語の消滅」とも関係する。ミシェル・フーコーやジャック・デリダ、ジル・ドゥルーズなど現代思想家の巨匠が没してから後、思想哲学・文学に少々詳しい人でも「大文字の思想家の共通理解」は崩れた。

確かに現代思想家として、思弁的実在論の「実在概念の再構成」で話題を呼んだフランスのカンタン・メイヤスー、「なぜ世界は存在しないのか?」で可能的なもの全ては実在と見なせるとした新実在論提唱のドイツのマルクス・ガブリエルなどはいるが、デリダとの比較においてさえ、一般的な読書人レベルでの知名度はほぼない。

カンタン・メイヤスーの思弁的実在論は「人類がいない世界での実在を考える想像の実在論」だが、カント以来の超越論的観念論を徹底批判することにどういった現代的意味があるのかは分かりにくい。メイヤスーは「人間の思考から独立した存在」を考えたいというが、人類不在なら存在の有無など最早問題ではないように思うが……。

メイヤスーの思弁的実在論でいう思弁概念の大部分は「数学的な公理性(人間知性をどう活用しても変更不可能な普遍原則)」に依拠して、数学・科学の普遍性をかなり信奉している思想家でもある。結局の所、メイヤスーは近代以前の哲学を「数学・科学の普遍性=他の事物や観念との非相関性」を重視しなかったとして批判する。

メイヤスーの実在論の射程は、人類がいないとしても数学・科学の公理性は変わらないはずというアプリオリな真理認識をベースにしたものだ。メイヤスーは「人類誕生以前の祖先以前性」だとか「人類消滅以後の可能な出来事」だとかを想像しつつ、想像でも数学的・科学的な人の意識に頼らない真理は最も確実な実在とする。

マルクス・ガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか?」で示唆される新実在論は、英訳しかないが読めば哲学的な読書が好きな人なら面白く読める内容だろう。ガブリエルは自然主義・科学主義の抵抗者で、端的に言えば「人間の心・精神・記憶の機能」も実在するものにしたい(人固有の実在性の復興願望)と考える思想家だ。

ガブリエルの新実在論は「世界は見る人のいない客観的なモノの世界だけでもなければ、見る人の構築する主観的な意識の世界だけでもなく、複数の多元的世界が同時的に両立して実在するのが世界である」というテーゼに集約される。世界の実在性を主観・客観の一元性で固定せず、モノも心も共同認識も含めて実在と見なす。

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