中川郁子農林水産政務官の路上キス問題か…公人としての意識欠如、中高年の恋愛問題の露見。

中川郁子氏は有力閣僚だった中川昭一氏(故人)の元妻で、政権を構成する公人としての立場がある中年女性だから、既婚者の同僚議員(門博文衆院議員)との『路上キス』がスキャンダルとしておもしろおかしく報じられるが、現代日本では珍しくない風景ではある。

昭和期までと比較すると現代の40~60代の男女の多くは、既婚者にせよ未婚者にせよ、異性愛の部分で枯れ切ってしまう人の割合が落ちていて、性的にも機会と能力(身体的にせよ経済的・立場的にせよ)があれば新たな相手を見つけたいという人が少なくないのだろう。

外見やファッションにしても、それなりに気を遣っている人が増えて、実年齢よりは若く見える人も多くなったが、『アンチエイジングの追求』は『他者から求められる恋愛・性愛の欲求』ともどこかでつながりやすい。

完全に女・男を捨てている人は、体型も顔貌も服装も会話スタイルもそれなりに枯れたものになっていきやすいが、人生の長寿化や不倫・死別の増加などによって『人生の前半期で決定した異性関係』だけを固守してそのまま枯れて終わることへの納得感が薄らぎやすい世相にもなっている。

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