“お金・美貌の高低”を巡る幸福追求と自我(エゴ)の強度・視野限定の知足

現代を生きる大勢の人々は『幸福追求』に呪縛されていて、憲法までも『幸福追求権』を人権の一部として追認している。

幸福というのは蜃気楼に浮かぶ砂上の楼閣のようなもので、自分は幸せだなと実感した日の翌日になれば、また何となく冴えないつまらない毎日だなと思ったりもする。幸福は自分の置かれた状況や関係によって現れたり消えたりを繰り返す、幸せはずっと自分の元に置いて留めておくことが難しいものである。

マツコ「全然幸せになんねぇ」、お金稼いでも結局は「キレイなほうが得」。

ある年齢の時に幸せだと思った状況が、別の年齢の時にはそうは思えなくもなるという『幸福の条件の流動性』もある。『自分が最高の幸せの条件』と思っていたモノや相手、環境を手に入れても、それがどのくらい持続するかははなはだ心もとないものである。

『幸せといえば幸せといえる状況・瞬間・能力』を多くの人は何かしら小さなものでも持っているのだが、現代の資本主義の競争社会では『自分や周囲の何人かだけにしか通用しないような幸せ・楽しみ・満足』は軽視されやすい。

SNSの知り合いの投稿やニュースの世間一般の動向を見ていると『自分よりも幸せそうな人生や面白そうな日常を送っている大勢の他者』が目について、自分だけが恵まれない不遇をかこって、面白くもない日常を送っているのではないかという劣等感・焦燥感も生じやすいだろう。

現代では自分だけにしか通用しない自己満足的な幸せは軽視されやすいが、安定した幸せや安らぎを得る決め手になる思考・感覚のヒントは、実は『他人が自分の幸せのレベルをどう評価してくれるか』よりも『自分の世界観・行動方針・好奇心(探究心)の魅力』を高められるかの側にあることが多い。

続きを読む “お金・美貌の高低”を巡る幸福追求と自我(エゴ)の強度・視野限定の知足

部下に熱いラーメンのスープをかけられた20代の上官が失踪して懲戒免職に:自衛隊・警察など閉鎖的集団生活のトラブル

ラーメンのスープをかける行為は悪ふざけの度を越しているが、何をやっても怒らない奴と舐められたか。経験のない大人しい幹部候補に悪ふざけのマウンティングをしかける部下もいる。

部下に熱いラーメンの汁かけられ自信喪失、失踪 20代の幹部自衛官を懲戒免職

自衛隊は階級社会だが、実地経験のない新人士官だと古参のベテラン兵にからかわれたりいびられる問題もあり得る。概ね人は第一印象で『相手のくみしやすさ・相性の良さ』を見分けたりもするが、体育会系の閉鎖集団では『格下に見た相手をいじる行為』に親密さ・ふれあいだけでなく侮蔑・嘲笑・暴力が加わるリスクはある。

続きを読む 部下に熱いラーメンのスープをかけられた20代の上官が失踪して懲戒免職に:自衛隊・警察など閉鎖的集団生活のトラブル

堀江貴文氏が東国原氏への『てめー発言』を謝罪:橋下徹氏の大阪都構想の議論が発端だった

堀江貴文氏は本質を突く発言もあるが言葉遣いの悪さで損をしやすい。『口喧嘩』は話題を拡散するが信用は落ちる。東国原英雄氏との論争の原因は『橋下徹の大阪都構想』だったが、堀江氏の『橋下氏が大阪都関連の本を出してない』の事実誤認もあった。

堀江貴文氏、東国原氏への「てめー」発言を直接謝罪

堀江氏が、大阪都構想を成功させるために橋下徹は特に高齢者を説得するために『大阪都構想を説明する本』を出せば良かったという発言をして、東国原氏がこれに『本を出すなんてお金がかかるだけで効果がない・メディア出演のほうがマシ』と噛み付いた。そもそも橋下徹は既に『体制維新―大阪都』という新書を出していた。

結論は、橋下徹氏は『大阪都構想の必要性・手段と目的に関する本』を出版していてもなお大阪都構想は実現できなかった。本の出版による宣伝・説得の費用対効果については『出版にはお金・時間なんてかからない』という電子出版を想定した堀江氏にも理はあり、東国原氏の『自費出版は金がかかる』を時代錯誤と見たのだろう。

続きを読む 堀江貴文氏が東国原氏への『てめー発言』を謝罪:橋下徹氏の大阪都構想の議論が発端だった

乙武洋匡さんが離婚も視野に入れて家族と別居:子育て・介助・不倫の絡む複雑な問題

女性の存在に薄々気づきながらも、三人の子育てと乙武さんの介助を両立する事が体力的・時間的に不可能な奥さんが、不倫に助けられた面があるの指摘は重い。見て見ぬ振りをしていたが、メディアが暴けば対世間で常識的対応をしないわけにはいかない。

乙武洋匡氏が家族と別居、離婚を視野に入れた話し合い

乙武洋匡さんは社会経済的には健常者以上の力を持つ凄い人だけれど、自宅のドアさえ自分で開けられない(深夜・早朝でも奥さんが開けてあげないと入れない)など、やはり誰かの介助を受けなければ通常の生活がままならないのだが、奥さんは『自分で何でもできると語る乙武氏のイメージ』を守ってあげたかったのもあるはず。

続きを読む 乙武洋匡さんが離婚も視野に入れて家族と別居:子育て・介助・不倫の絡む複雑な問題

無駄毛のコンプレックス商法と小学生も毛の濃さに悩む時代:つるつる・ユニセックスな男を好む日本のネオテニー

毛深さのコンプレックスはかつては女性の悩みに多かったが、今は若い男性も髭・臑毛等の脱毛をしたい人が増え、顔・腋・脚等に毛がない外見を美とする傾向が出た。小学生の脱毛は毛・悩みの程度で判断すべきか。

小学生を脱毛に通わせるのは、あり?なし? (ママスタジアム – 06月21日 21:01)

人工的に処理をしなければならないような外見の優劣・問題を設定して『コンプレックス商法』で稼ぐ美容整形やエステ業界などの問題もあるが、日本・韓国は特に潔癖な感覚が影響してか、脱毛ビジネスは欧米圏より市場が大きいと言われる。確かに白人のハリウッド女優などは腕・脚・腋を完全に脱毛処理していない人も多い。

続きを読む 無駄毛のコンプレックス商法と小学生も毛の濃さに悩む時代:つるつる・ユニセックスな男を好む日本のネオテニー

ニケシュ・アローラ副社長が突然の退任:孫正義社長がソフトバンクグループのトップを続投

ソフトバンクの孫正義社長が後継者に指名していたインド出身のニケシュ・アローラ副社長を切った。アローラの能力に惚れ破格の高待遇でヘッドハントしたが、現役バリバリの孫さんが引退時期を明確化させないまま、上昇志向の強いアローラを後継者指名していた情況では、いずれ確執・仲違いが起こる事は必至だっただろう。

孫正義はGoogle時代のニケシュ・アローラの実績を高く評価して、ソフトバンクグループのトップが務まる器と見た。だが孫の描く成長路線においてアローラのキャリアはあまり活用できず、成果もあまり出せなかった。孫の支持を失うと、人間関係がぎくしゃくしていた(他の社員に対する人事権を振りかざしたりもしたという報道もあったが)権力志向のアローラの居場所がなくなったとの見方もあるようだ。

続きを読む ニケシュ・アローラ副社長が突然の退任:孫正義社長がソフトバンクグループのトップを続投