店員に顔を覚えられるのは好きか?そのお客は『顧客・常連』として扱われたいかどうか?

買い物だけが目的のお店では、顔を覚えられて特別な挨拶・雑談・配慮をされるのはストレスに感じて逆に足が遠ざかる事もある。顧客や常連としての扱い・雑談を求めている店・人であるかどうかだろう。

店員に顔を覚えられるのは好き?嫌い?20代女子の過半数は…

お店から顧客・常連として特別に構われたい、優遇して扱われたい人というのは、一般に友人関係のコミュニティが充実しやすく内輪で盛り上がれる学生・若者やカップル・団体客には少なく、20代の男女の多くが顔を覚えられたくない(特別な常連扱い不要で匿名的にスルーして買い物・食事だけさせて欲しい)のはそうだろう。

店員に顔・名前を覚えられたいというと高級ホテルや夜の飲み屋、百貨店・ディーラーの上得意が典型で、あるいは人恋しさ(話し相手の不足感)のある高齢者・中年者にも多い。商品やサービスだけではなくて『一定の人間関係・コミュニケーション』込みで買い物をする人だが、そういう人は滞在時間が長く非定型の会話が多い。

『顔を覚えられること』と『顔を覚えて他と区別した接客・対話をすること』は異なる。小売・飲食などは大半の客は個人認識したコミュニケーションを求めていない、大勢の客が来る店はそこまで時間をかけた接客はできないので、店員は常連の顔を覚えてはいても敢えて知らない振りか定型の挨拶(いつもありがとうございます程度)に留めるだろう。

続きを読む 店員に顔を覚えられるのは好きか?そのお客は『顧客・常連』として扱われたいかどうか?

幸福感を感じるための『努力』と『認知』と『諦観』の方法論:無意識の生活習慣を変える

『人間関係と仕事の充実・目的意識・経済的余裕・達成感ある活動』を軸に、『運動と休養・スキンシップ・日光浴・バランス良い食事・今ここからの楽観主義』があれば幸せかもしれないが、それは手軽・簡単な方法でもない。

“超手軽”に幸せになれる6つの方法

『超手軽に幸せになれる方法』としてセロトニンやオキシトシンを増やせば良いというのは脳内ホルモンの化学的還元主義だが、『脳内ホルモンを増やせば幸せ』というより『自分にとって望ましい状態に近づく努力』か『現状のあるがままを無理せず受け容れる諦観』かによって、人は今よりかは良い精神状態になりやすい。

続きを読む 幸福感を感じるための『努力』と『認知』と『諦観』の方法論:無意識の生活習慣を変える

高齢者の過失の交通死亡事故でなぜ激しいヘイトが生まれやすいのか?:超高齢化・ゼロリスク化・少子化の社会で老人が叩かれるリスク

■「本当に悔しい」遺族悲しみに暮れる 立川の車暴走

現在の交通事故の死亡者は年間4000人台で推移しており、『交通戦争』と言われた昭和40~50年代の10000人を大きく超えていた交通事故死者からすると50%以上は減少しているが、『人権意識・ネット環境(不特定多数の感想)・日常からの死の消失・共同体感覚の衰退』によって交通事故死(それ以外の殺傷事件など他者から受ける各種の被害)の主観的な深刻度は高まっている。

平均寿命が延びた超高齢化社会さらには素人の経験知(かつての村社会で役立った長老の知恵)が役立ちにくい情報化社会では、高齢者を尊重する敬老精神は一般に低下していき、『若さ・美しさ・健康・理性の至上主義』とでもいうべきエイジ・ハラスメントを内包する無意識の優生思想が人々に宿ってしまう。高齢者や老い、認知症は自分自身もそうなりたくない(若さ・美しさ・健康・理性などを喪失したくない)と思う好ましくない観念になりやすい。

それだけでなく、核家族化・少子化・離婚や家族不和によって『祖父母以上の世代の高齢者から可愛がられたり甘えられたりした幼少期の交流・記憶』が乏しくもなるので、『おじいちゃん・おばあちゃんのイメージに対する愛着や寛容』も衰えていく。

自分自身のおじいちゃん・おばあちゃんに対する愛着や思い出がなければ寛容さもなくなりやすく、『誰もが高齢者になるという現実(心身機能の段階的あるいは突然の低下・喪失)』に対するイマジネーションも働かず、心神喪失者の問題と同じように『結果だけに着目した自己責任論(どんな事情・過失・状態であろうが人を殺す結果になったなら人殺しとして徹底的に罵倒しても良い,老いて衰えたからなんだっていうのか、こっちもさまざまな事情や困難に耐えて頑張っているんだ)』に傾きやすい。

マナーやルールを守らない、頑固で偏屈な性格、貧困や事故・犯罪の報道、社会保障問題で財政悪化や増税の原因など『好ましくない印象のモデルの高齢者』が内面化しやすくなり、余計に高齢者に対する潜在的な印象は悪化の一方をたどる。

続きを読む 高齢者の過失の交通死亡事故でなぜ激しいヘイトが生まれやすいのか?:超高齢化・ゼロリスク化・少子化の社会で老人が叩かれるリスク

首・背中の不調と意識の症状:スマホ症候群(VDT症候群)と運動しすぎのオーバーワーク

最近、めまいや吐き気、意識水準の変化を伴う『首・肩・背中の不調』に悩まされて、ようやくここ1週間で自己治療のポイントが見えて回復基調になってきたが、タイムリーな記事だった。

悪化すると新型うつにまで至るぎっくり首の危険性

『ぎっくり首』になった人の話は聞いたことがあったが、僕の場合は『慢性的な肩こり・首の不調』を、このくらいなら耐えられる範囲で運動機能にも支障がないから大丈夫だと思い、10年以上にわたって長年放置してきた結果だった。

一応、整形外科や耳鼻科にも行ってレントゲンなどいくつかの検査を受けてみたが、頸椎・脊椎の骨格や神経系には異常がなく、首の筋肉の過度のこりによる自律神経系の症状だろうという推測で終わった。

整形外科で一度受けたリハビリで、背筋を伸ばすような形で細長い枕を縦に敷いてするストレッチで気分が良くなったので、自分で姿勢矯正とストレッチを工夫して続けていたらだいぶ楽にはなってきた。

病院の簡易な検査では原因不明で病名もつかなかったが、視点よりやや下にある画面(ディスプレイ)を見るために、首・肩周りの筋肉に過度の負荷をかける姿勢を長期にわたって取ったことによる『スマホ症候群(PCのVDT症候群)』みたいなものだろう。

スマホよりも、実際はパソコンのキーボード使用のほうが負荷が強いので、パソコン使用時の姿勢と目線も改善して、利用時間を少し減らした。

本の読書もやや下を見る固定姿勢なので好ましくないが、とにかくパソコンにしろスマホにしろ本にしろ、何十年間のスパンにわたって一日の時間の大半を文字・情報の読み書きに費やす姿勢の持続というのが、『首・肩・目』に相当な負担になっているものということを改めて実感した。

続きを読む 首・背中の不調と意識の症状:スマホ症候群(VDT症候群)と運動しすぎのオーバーワーク