「全TV局、全ドラマやめたら」のデーブ・スペクターさんの批判的発言から考えたこと:海外ドラマも一長一短

日本ドラマも映画・小説・漫画もジャンルの好き嫌いはあるが『全く面白くない作品・どの俳優も魅力なしと切り捨てる作品』はそう多くないかも。コンテンツ制作の歴史が長くなりテーマや謎解きのパターンが出尽くした影響と視聴時間の無さはある。

「全TV局、全ドラマやめたら」提言に反応様々

何かしら自分の知識・情報・感覚・好みと合わせ『面白い方向性・主題の意味づけで解釈する傾向』があるのでほどほどに納得してしまう。ウェブの一般的なコンテンツ(メディア)の評価は厳しいが、海外ドラマも玉石混交で万人受けしないテーマ設定も多く放送回数が多いので、個人の好き嫌いの差は結構大きくなるはず。

そもそも『フィクション・物語性・謎解き・象徴性・恋愛や結婚不倫・ビジュアル(キャスト)』に全く興味がなく、ドラマや小説のような創作的物語を一切みない(作り物を見ても仕方ない)、定番の映画も何も知らないような人は日本でも意外に結構いたりする。そういう人は今だけでなく昔もドラマは好きじゃないだろう。

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産後うつの原因となる妊娠中の心理的DV:人を愛することや利他的行為とは何なのか?

妊娠・育児中の侮辱や罵声、非難は『根本的性格の断片』がでやすく、その場だけの気分・感情では片付けにくい。DVのトラウマや弱っている時に責められた遺恨(人間性嫌悪)は完全に消えないことも多いが。

<妊娠中被害>心理的なDV、産後うつ5倍 東京医歯大調査

『熱があっても家事・ケアをしないと不機嫌になる』『病気や体調不良の姿を見せると怒り出す』などの(自分に注意・世話が向いてないとダメな)好ましくない性格傾向も重なるが、男女・夫婦関係の修復困難な末期症状では『弱っている時に相手と共にいたくない(老いて弱る時に傍にいてほしくない熟年離婚)』はあるという。

男女・夫婦に限らないが『相手が弱っている時・病気や妊娠含め体調が悪い時』に傍にいてほしいタイプ(回復や癒しをフォローできる人)と傍にいてほしくないタイプ(愚痴や不満、批判を漏らし余計負担が増えるだけの人)とは分かれるが、モラハラや心理的DVの言動矯正教育は本人が自覚しないと困難で相当な時間もかかる。

心理的DV・モラハラと関連する性格や人格構造は、異性として好きかどうか、楽しい時間やイベントで盛り上がれるかとは相関しないことも少なからずあるが、『どちらかが弱った時や困窮事態における相互の人間性の相性(片方が病気・不調で気配りやケアができなくなった状況下)』は若くて順調な時には盲点になることも。

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読書をする理由と近代以前の『読書人階級』のエリート文化:近代的な教養主義は衰退したけれど。

○古代中国で『士』と呼ばれた読書人階級は『官吏・有徳』だが、識字率の低い時代・社会では読書は野蛮・無知でない知的権威・階級意識もあった。現代は識字率はほぼ100%だが、言語運用・前提知識・語彙の差はでる。

漫画「なぜ読書をしなければいけないの?」 読書家母の回答を図書館司書たちが絶賛

読書を全くしないからといって不幸になったり損をしたりするわけではないが、読書量・前提知識の多い人との『ユーモアや教養の絡んだ会話・言語的なメタファーの理解』ができない恐れは出てくる。また文化階層によって『知っていて当たり前の定番の本・理論・用語』があり、読書によって得た知識が役立つこともある。

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『他人と一緒に暮らせない女性』の結婚の難しさ、 波瑠主演の不倫ドラマ『あなたのことはそれほど』の感想

○学生時代、男は『生活音・日常生活の過ごし方の個人差』が非常に大きい事を実感した。静かな人は本当にいるかいないか分からない位で快適だが、うるさい型の人はいびきにせよ足音や炊事・洗濯の音にせよ何をしてもうるさい、我慢強い相手でないと無理だと思ったものだ……。

「今さら他人とは暮らせない」 寂しさよりも自由を選ぶ女性に称賛の声 (しらべぇ)

経済的に依拠する部分がなく子供がいらないのであれば、極端に自由が制限されることはないだろうが、他の異性とあんまり親しくできないとか一人で長期の遠出ができないとかいった一夫一婦制の最低限の縛りはゼロにはしづらい。『世話・面倒・構うや尽くす(メンタルケア)が必要な度合い』は男でも女でも個人差はある。

自分一人の収入や財産だけで妻子を扶養し老後まで経済保障しているような男性であれば、やはり経済力がない男性よりは『配偶者としてのサポートやケアの見返り』を間接的にでも期待・要求するかもしれない。カネがなくても要求する人はいるかもしれないが、貢献度が非対称的に感じられるほど精神的自由度は落ちやすい。

男性も色々な価値観やタイプの人はいるので、子育てや家計維持・老後設計などの必要な共同作業以外は『自分は自分・配偶者は配偶者の自由な人生があって然るべきの意識』がある人なら、一定の節度や配慮を持ち寄ってお互いをそこまでガチガチに縛ってあれしろこれしろとは言わないだろうが。

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2005年からの12年で自殺者数は減少したが、その要因はどこにあるのか?:景気回復・中流意識の崩れ・自殺定義など

2005年からの自殺減少要因は『統計的な自殺定義』『中流社会崩壊の慣れ・格差受容』『少子高齢化の進展』『一部の景気回復』が考えられるが、不審死・行方不明含む実質的な自殺の問題は依然深刻だろう。

自殺者、10年間で3割以上減らす目標 厚労省

自殺の心理は『耐えがたい主観的な苦痛と絶望の持続』と『社会的な孤立・対人的な孤独や排除(いじめ)・経済的な困窮・思想的な意味欠如・身体的な病気』が合わさることで危険な水域になってくるが、前者の苦痛・絶望は、後者の原因となる出来事をなくしたり支援して緩和することによって和らぐ可能性がある。

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今村雅弘復興相の『東北でよかったの失言』による更迭と当事者意識の希薄化

中央の意識による『東北への思い入れの薄さ・当事者性の欠如』が図らずして漏れた今村復興相だが、政治家は学者ではない、合理的計算よりもTPOに合わせた義理と人情で支持されないと失言になりやすい。

<今村復興相辞任>「ご迷惑かけた」辞表提出後の発言・全文

東京に大地震が起きた時に想定される『全体の被害規模・経済的損失・政治経済の中枢機能麻痺』は、確かに東北地方で大地震が起きた時よりも深刻であり日本は容易に復興できないシビアな状態に追い込まれるが、それは『敢えて比較しなくても分かっている合理的な事実』で政治家としては不要・不快な蛇足の言葉である。

『東北で良かった』は、経済被害・中枢機能で東日本大震災における個別の被災者の人命の価値や悲哀の深さを希薄化する思いやり・温かみのない失言となる。政治家は合理的であるべきだが冷淡な人柄・無感情・皮肉屋であるべきではなく、本当はそんな人間でなくても失言によってそう決めつけられるデメリットは相当に大きい。

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