まず否定・反論から入る人のコミュニケーション能力・対人関係の問題:議論・対決ではない楽しむための会話の工夫

楽しむための会話では、相手が話したいと思っているストーリーを途中で遮らずに共感的に聴く方が印象はいいし楽でもある。絶対に否定すべき必要性のある会話も少ない。

なんでも否定から入る人って一体なんなの? 会話中に「でも」「いや」連発されてウンザリ

内容や相手によっては『でも』『いや』という言葉自体がNGなわけではないが、『相手が楽しかった経験・思い出として語る内容』や『相手が高く評価している人物・モノ・出来事』などについて、敢えて『あなたが思うほど良くない、大したことない』の否定をするのは、話に水を差す野暮・無神経な反応として取られる。

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中央分離帯を飛び越えてきた乗用車が大型観光バスに激突する大事故:速度超過・運転ミス・居眠り・脇見などの可能性か

逆走車との正面衝突以上に回避不能な事故だが、観光バスの乗員に死亡者が出なかったのは不幸中の幸いだった。中央分離帯を乗り越え空中に舞い上がった車はいったい何キロで走行していたのか?

対向車、分離帯越えバスに衝突か 運転男性が死亡 愛知

中央分離帯を飛び越えた乗用車はスクラップ状態で運転手は即死した可能性が高いが、120キロ以上の大幅な速度超過に運転ミスか居眠り・脇見が重なったのだろうか。無関係な他車・他人を巻き込む大事故だが、衝突した対向車が大型バス・大型トラックでなければ、相手方も即死で車も爆発炎上していた可能性が高い。

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福岡県小郡市で起きた警察官の夫による『母子殺害事件』について:家族が加害者になり隠蔽工作をする悲しみ

福岡県小郡市の母子殺害事件は、警察官である容疑者の『事件否認・母子心中に見せかける隠蔽工作』によって、父・夫でもある容疑者の『家族殺害の罪悪感の乏しさ』が際立ち後味の悪いものになった。衝動的に殺して申し訳なさがあれば隠蔽工作や虚偽の証言はしないと思うが、殺害後に普通に出勤して妻に電話など隠蔽が姑息だ。

警察の杜撰な初動捜査で、初めは母親が子供二人を育児ノイローゼで殺害みたいな報道になり名誉毀損が甚だしかった。『死因の特定』がされたら練炭自殺の偽装は余計に自分(家族)が犯人である証明になり、午前7時に小学生も母親も寝ていて異常に気がつかなかった(午前7時以降に殺害)というのも不自然だった。

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日蓮や法華経の『久遠実成』『二乗作仏』はなぜ政治家・軍人・文芸者を魅了してきたのか?:一神教的な永遠普遍の仏陀

日本仏教は古代の護国・官僧から始まり、鎌倉期の禅宗寺院も国家権力と結びつきが強かった。現代の巨大新興宗教・創価学会に接続していく『日蓮・法華経の系譜』が、なぜ石原莞爾・北一輝・宮沢賢治など近代の政治家・軍人・文学者・芸術家まで魅了し続けたのか。一神教的な絶対性のない日本思想史に日蓮は特殊な位置づけにある。

『南無阿弥陀仏』の念仏と『南無妙法蓮華経』の題目は、仏教に疎くても誰もが知る仏に救済を求めて帰依する決まり文句だが、日蓮は『法華経』を仏教の最高真理に到達できる別格の経典と位置づけ、半ば狂信的な帰依を説いた。日蓮は『立正安国論』で護国を説いたが、国概念を超えた仏国土を夢想したアナキストの面もある。

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仏教・神道の神仏習合思想としての『権現』:『正法眼蔵 山水経』の主客身分以前

仏が仮の姿の神として現れる『権現』は神仏習合の思想だが、無我を説く仏教の悟りは二つ以上のものの『差異・比較の分別』を否定した無分別の境地でもある。曹洞宗の道元も『正法眼蔵 山水経』で目前の山・川は古仏の道の現れと語り、権現思想の流れで『主観・客観の分別』を否定して自己と山川に共通性を見出していた。

西洋哲学でも『主客問題』は古代ギリシアのプラトンやアリストテレス以降考えられ、スコラ哲学の神学的な『普遍論争』では実在論と唯名論の対立で『概念の実在性の有無』が論じられたが、道元は『無相の自己』という概念で客体の山・川にも主体性(人の自己との共通基盤)を仮定する独特な『主客無分別の世界観』を呈した。

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『加計文書』の再調査を拒否していた安倍政権が折れて再調査を指示、 受動喫煙対策法案をどう見るべきか?

○安倍首相が友人が経営する加計学園の獣医学部新設に便宜を図った可能性は高く、文科省で共有された官邸の圧力を示すメールには実在する職員の氏名があるが、政府も文科省も『再調査しない』の拒絶を貫く。

加計文書「省内で共有」 文科省現役職員が証言

安倍政権に過剰に配慮し調査拒否対応を続ける文科省は公務員としての職分を逸脱している。官邸からの圧力に従えとのメールに、実在する職員の氏名・役職が書かれているなら、文科省が本気で調査すれば小一時間で『事実確認できる問題』なのにそれをしないのは『官邸との癒着』を自ら認めて隠蔽しているだけだろう。

文科省が『不正行為の有無についての調査』において、中立的立場での真実の解明(しかも簡単にできる確認)に努めず、政権与党の側に立ち『事実確認の簡単な調査』さえそれを絶対にしないと主張し続けるのはおかしな話で、文書共有したとする現役職員をむしろ自ら国会に連れてきてお互いのズレた認識を付き合わせるべきだ。

※結局、この記事の後に世論の加計学園問題の調査拒否に対する批判が強くなりすぎて、さすがの安倍政権・菅義偉官房長官も折れて文部科学省に再調査を指示するという流れになっているが。

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