○昔のホンダはシビックやアコード、インテグラなどスポーツタイプのセダン(クーペ)に人気があった。大型化・高級化したアコードはあるが、シビックやインテグラが姿を消しホンダ車のイメージはミニバン・Nシリーズに変わった。
スポーツカータイプのスパルタンな走りに特化して柔らかい乗り心地を捨てた『タイプR』も、約20年前には相当なファン層を抱えていたが、実用性・積載性を減らした空間が狭いスポーツカー自体の需要が大きく落ち込んでしまった。王道だったカローラとかサニーとかの大衆的なセダンの形態が、高級車以外の需要が弱い。
オデッセイのような大型車でもNボックスのような価格高めの軽でも、ミニバンの『居住性・快適性・乗れる人数・積載能力』の実用的な魅力というのはやはり大きいのだろう。趣味的な走りに特化した車のために200~400万台のお金を出せる人が減ったのもある。お金のかからないネットやスマホの娯楽が普及したりも。
プリウスにしてもノートにしてもCX-5にしても、今の売れ筋の車は『丸っこいボディ』ですが、縦方向に厚みが出て迫力を出したという見方もできると思います。単純に、昭和のクラウンや平成初期のセルシオと最近のクラウンやレクサスのLSを比較すると分かりやすいですが、立体感がでてボディの容積が増した感じがあります。