なぜホストやホステスにはまってしまうのかの心理:『自分の欲求・孤独』を好みの相手に確実に満たして欲しいというニーズ

ホストに金を落とす心理は『サービス業の女性のストレスと反動形成の娯楽・金はあるが孤独・ノーリスクで好みの男にチヤホヤされたい・金のかかる派手な男の価値誤認』等だろう。

お金のかかる女・男は『一般的な恋愛対象』としては敬遠されるが、ホストやホステスのように『商品化された男女』の場合には、逆にお金を掛ければ掛けただけの価値があるように見えてしまう傾向(高いお金に見合うだけの普通の人にはない価値があると思い込まないと自分の行為が虚しくなってしまうため)がある。

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韓国人のキム・ギジョン容疑者による米国大使襲撃事件:離散家族問題と韓米軍事演習への不満

キム・ギジョン容疑者は反米思想に基づく米国大使館への投石事件の前科もあるようだが、米国大使の講演会のイベントにおける身元チェックが甘すぎたように感じる。容疑者は、半島の南北統一や離散家族再会の障害になっているとして『米国・軍事演習』を憎悪していたと語っているようだが、北朝鮮に生き別れになった親族のいる離散家族か何かなのだろうか。

米大使襲撃 「いきなり襲いかかった」 攻撃の手緩めず「強い犯意」

日本や韓国のマジョリティは、米軍を『対中国・北朝鮮の盾(自国の用心棒)』のような位置づけで見ているので、米軍駐留に対してそれほど否定的ではないが、韓国の右翼(祖国統一論者・民族自決主義者)には『外国の米軍駐留』や『外交干渉(中朝への敵対姿勢固定化)』に強い敵意・屈辱を燃やす人がいる事を示唆した事件ではある。

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読書と恋愛:“教養・語彙・話題(ジャンル)”による相性もあるが、読書は基本的に孤独な営み

『読書をする人』と『読書をしない人』のどちらが異性に好かれるかは、相手が読書をする人か否かにかなり左右されるし、『読書で得た知識・話題・物語を相手に興味を持たせて聴かせる会話力』にも影響される。

世の中の人の過半は『本を習慣的には読まない人・細かな知識を欲さない人(蘊蓄・教養を深めない人)』であるから、『自分が読んでいるジャンル・本』について一方的に語っても、その内容や理論、知識について真剣に聴いてもらえる可能性は低い。

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何らかのジャンルや本について読み込んでいるからといって、それが恋愛上の魅力になるとは考えにくいし、『本・知識が嫌いな女性(話題を深く掘り下げるような会話を好まない女性)』も少なからずいるので、相手によるしケースバイケースだろう。

単純に外見・性格が好みの相手や収入が良い相手とどこかに楽しく遊びに出かけるだけで満足、ごちゃごちゃ小難しい話をするより買い物・レジャー・グルメのほうが良い、知識・教養などより結果としていくら稼ぐかの実利と生活のほうが大切だという女性も少なくないし(むしろ一般的な恋愛では多数派かもしれないし)、男女間における『話題・人間性の深み』というのは求められているようで求められていないといった曖昧かつ微妙なものである。

話題・人間性の深みや知的根拠へのこだわりを見せすぎることによって、『面倒臭い人間』として敬遠されることも多々ある。世渡りや男女関係では、少しシンプルで感情的でバカっぽく見せるくらいがちょうどいいし、『思考的・言語的』であるよりは『行動的・共感的』であるほうが『実利が多い・生活に役立つ』という意味で魅力的でもある。

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中川郁子農林水産政務官の路上キス問題か…公人としての意識欠如、中高年の恋愛問題の露見。

中川郁子氏は有力閣僚だった中川昭一氏(故人)の元妻で、政権を構成する公人としての立場がある中年女性だから、既婚者の同僚議員(門博文衆院議員)との『路上キス』がスキャンダルとしておもしろおかしく報じられるが、現代日本では珍しくない風景ではある。

昭和期までと比較すると現代の40~60代の男女の多くは、既婚者にせよ未婚者にせよ、異性愛の部分で枯れ切ってしまう人の割合が落ちていて、性的にも機会と能力(身体的にせよ経済的・立場的にせよ)があれば新たな相手を見つけたいという人が少なくないのだろう。

外見やファッションにしても、それなりに気を遣っている人が増えて、実年齢よりは若く見える人も多くなったが、『アンチエイジングの追求』は『他者から求められる恋愛・性愛の欲求』ともどこかでつながりやすい。

完全に女・男を捨てている人は、体型も顔貌も服装も会話スタイルもそれなりに枯れたものになっていきやすいが、人生の長寿化や不倫・死別の増加などによって『人生の前半期で決定した異性関係』だけを固守してそのまま枯れて終わることへの納得感が薄らぎやすい世相にもなっている。

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動物としての義務や社会貢献の義務から考える“子無し税”と“呪縛されし近代人の生殖と労働+必然的少子化の時代”

「子無し税」議論 様々な意見噴出

行為選択の自由意思が働かない自然界には義務も責任も権利もない。何より出産や育児にカネがかからず学校も税金も年金もない、子育てに失敗も成功もない。

シマウマに飛びかかって殺害し捕食したライオン、弱者を集団で痛めつけて群れから排除するチンパンジー、ハーレムの雄を追い出して雌を強姦し子を殺したゴリラ、小鳥に鋭い爪を突き立てて捕食する鷲、これらの動物個体は『他者の権利(生存権・人格権)』を侵害した犯罪者ではない。

動物には概念操作の共有によって守られる権利も義務もなく、遺伝子のプログラムと環境条件と自然界の摂理(暴力的競争・自然選択・性選択・突然変異)に従って導き出される冷厳な現実の積み重ねだけがある。

子孫を残すのは『動物としての義務』という使い古されたクリシェ(定型句)はあるが、正確には動物としての自己遺伝子保存は『意思的・強制的な義務』ではなく『遺伝子情報のプログラム』であり、人間の選択的な生殖活動(相手の選択・婚姻や出産の選択・価値判断の選択)は動物的次元ほどにはプログラム化(自動化)されていない。

ヒト以外の動物は価値判断をしないために、哲学史において『機械主義的な自然観』は未だ説得力を持つし、よくよく考えれば『自己遺伝子の保存の意味』すら動物は何ら意識的に思考しているわけではなく、『個体としての自我意識・損得感情』によって性的・生存的な競争をしているわけでもないのだ。

気づけばただ現実の結果として、ある個体が生存を維持しある個体の遺伝子が複製されていた(性選択に成功した)というだけであり(厳密にはその結果の含む意味・仕組みに気づける個体そのものが人間という種以外にはいないのだ)、深く考えれば『自然界の摂理・動物だけの世界』というのは自動的・機械的なものでかなり恐ろしい感覚を刺激する不可解さ、無意味さに満ちている。

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日本の自衛隊の背広組と制服組の優位性:文民統制(シビリアン・コントロール)の本質は何か?

文民統制の生命線は現役軍人が首相・防衛相になれない事にあり、本質は『政治統制・法の支配・民主主義の手続き』にある。米国でも大将を指揮する軍長官は文民で、日本では防衛相の見識と選択・責任の履行が問われる。

背広組優位の規定廃止=防衛省設置法改正へ

文民統制が目的にするのは、軍隊が『政治決定・立憲主義・法の支配・民主主義のプロセス』にきちんと従っているかだ。日本では『平和主義による国際貢献活動や後方支援の中身』も問われる。背広組と制服組の優位性はクリティカルな問題ではないが、それが決め手になるなら防衛相が官僚・軍人の言いなりになっていて危うい。

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