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賭博と娯楽の線引きはどこにあるのか?個人間の少額の賭けまで摘発するのはやりすぎな気もするが…

○『個人間・知人間の小さな金額の賭け』まで賭博規制の対象にするのは不合理で取締りの手段もない。『不特定多数の参加を募るギャンブル・暴力団など組織が控除する賭博』だけ規制でも良いとは思うが。

賭博と娯楽、線引きどこで 現金は違法、チョコはOK?

賭場を開帳して不特定多数を集め、胴元がテラ銭を控除するようなギャンブルは『法規制・許認可制』が必要だと思うが、個人間や知り合い同士でする『(強制されない)小さな金額のその場の賭け』まで法規制する合理的・功利的な根拠は乏しい。会社で甲子園の勝ち負けを500円単位で賭ける行為まで摘発した前例もあるが。

賭博を法律的・道徳的な悪(犯罪)とする理由は『依存症・労働意欲低下による家計破綻と公序良俗の崩れを防ぐため』もあるが、『賭博の胴元を公権力が独占するため・個人のお金の出入を透明化するため(脱税やマネロンを防ぐ上でも労働所得以外の出所不明のお金が個人に入らない事が望ましい)』がある。

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小金井ストーカー刺傷事件:距離感の近いアイドル業・接客業におけるつきまとわれる潜在リスク

人に好印象を与え好かれるのは一般に長所で喜び・自信につながるが、『(モノでなく)自分自身に対する不特定多数の好意・応援』で成り立つアイドル業はどんな人を惹きつけるか分からず怖いな。

28歳男、起訴内容認める=音楽活動の女子学生刺傷―東京地裁支部

ビジュアルを活かしアイドル・モデルなど有名人(芸能人)になりたい人は大勢いるが、『自分の顔・名前を不特定多数に知られ熱狂的に欲望される対象』になることは、客観的には(ファンは選べない為)粘着・妄想のストーカーやサイコパスを寄せるリスクもある。公演の仕事を続ける限り、拒絶・回避の術も限られる。

この凄惨な事件は、『意図的にストーカーになるためにアイドルの追っかけをしているような妄想性・自己愛性・反社会性パーソナリティー障害の疑いが濃い異常な加害者』に目をつけられ、被害者がなまじ性格が良くて初期の段階できっぱり断れず、流れで時計のプレゼントを受け取ってストーカー事件に巻き込まれたケースだった。

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子供の数が多いほど税が軽減される『世帯方式』の検討, アスクルの倉庫の大火事の雑感

○N分N乗方式は子育て支援策として悪い案ではないが、実質『年収600万以上のミドルアッパー層の減税策』に近い。独身者・低所得層の税負担は据置きで増税ではないが、高額の所得税を納める人は元々少ない。

<自民有志議員>子多いほど税軽減…「世帯方式」検討へ

年収1000万の単身者と2人子供ありを比較するモデルケースは『N分N乗方式の効果』の分かりやすさを強調しすぎた例だが、社保・経費を引いた課税所得が1000万を超える20?40代の高所得者(特にサラリーパーソン)は人数が少なくて大半の人に関係ない。単身で課税所得1000万なら330万負担には耐えられる。

反対に年収100~200万台の所得の少ない人、200~400万台の最もボリュームがある所得層では、元々課税所得が小さく所得税負担よりも社会保険負担(年金・健康保険)のほうが大きいくらいになる。N分N乗方式は中流サラリーマンの減税策だがこの層は既に子供がいる人が多い、追加の少子化対策効果は限定的だろう。

一人っ子の中流サラリーマン世帯が二人子供を持つようになる可能性、あるいは月数万単位の消費を増やす消費刺激効果は期待できる。ただ低所得者対策とか追加的な結婚・出産の増加という面では、元々の所得税負担が薄いので『減税政策』は効果が弱い。どちらかというと社会保険減額や消費税据え置きのほうが効果があるだろう。

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男は『名前をつけて保存』で過去の女を覚えていて、女は『上書き保存』で過去の男を忘れるとはいうけれど…

男は名前をつけて保存し『過去の女』も思い出し、女は上書き保存し『今の男・家庭』しか考えないという傾向は、産む性(庇護される性)である女性の男性との関わりの歴史から進化心理学的な説明はつくが、現代では内心の個人差は大きいかも。

「男は別名保存、女は上書き保存」説は本当なのか?

若い時期の恋愛で別れる時、男性心理では『女は上書き保存=情が薄くて冷たい』となりやすいが、それは若い時期の男女の性的魅力の非対称性だろう。若い女性はどこかしらで男性が寄ってきやすく、別れても次の恋人候補の当てがあったり、プライドを示して自分を苦しめた相手を絶縁・無視しても実質的に困りにくい。

進化心理学的には女性は子供を産んで今の生活に必死に適応しなければならないこと、独占欲の強い男に扶養・庇護を受けてきた歴史が、『上書き保存(一途さを示す有利・自分の人生選択への納得とコミット)』の心理傾向に影響を与えた可能性がある。思春期的な心理・情緒・言葉の恋愛でなく生活・育児の絡むリアリズムである。

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生活習慣の見直しと健康維持の工夫, ドコモのCMの歌手シシャモ(SHISHAMO)

○喫煙・飲酒・賭博など長年続けた習慣をやめるのは一般に難しいとされるが、かつて10年続けた喫煙を一日でやめた。『君子豹変す』ではないが、過去に続けた行為が今を縛る因果律は容易には逃れがたい。習慣・依存や惰性・しがらみなりを決断と共に一瞬で断ち切る豹変は、自由意思であり変わる人の無常な寂しさでもある。

喫煙のように身体の鍛え方や心身休養の考え方も変える必要を感じ、一週間前から筋トレと長距離の有酸素運動をほぼやめストレッチと軽いウォーキングに切り替えた。筋量が若干減ると体の重たさ・だるさが少し改善した。過労・ストレスや筋肉・神経の緊張を和らげる為、『何もしない時間・睡眠の時間』の価値も見直しますか。

身体を鍛えれば鍛えるほど強くなるとか、歩けば歩くほど体力が強まるとかいった、30代までの直線的な鍛錬法が通用しづらい身体感覚が出てきた。人の身体や生命に限りがある無常の寂しさはあるが、40~50代以上になって今以上に漸進して健康・頑健になっていくはずはなく、自然の摂理の平等と無常を改めて思う。

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南スーダンのPKO活動への自衛隊派遣:稲田朋美防衛相の『法的な戦闘ではないの発言』の問題点

○紛争国における非戦闘地帯が言葉遊びであるように、『法的な戦闘行為』か『違憲でない武力衝突』かも自衛隊の安全・生死とは関係がなく政府のPKO維持の為の建前の合憲解釈に過ぎない。

「法的な戦闘ではない」=南スーダン派遣部隊の日報めぐり―稲田防衛相

南スーダンの政治情勢は停戦合意後も安定しておらず、自衛隊がいつ稲田朋美防衛相の言ういわゆる『武力衝突』に巻き込まれ殉死者(戦死者)を出すかは分からないが、『憲法解釈(戦闘行為か武力衝突か)』以上に客観的事実を誤魔化される恐れのある『日報の廃棄(日報がもうないと嘘をつこうとした)』の方が問題だろう。

さすがに自衛隊の海外派遣で戦死者が出た場合に事故死・殉難死で煙に巻くはしないと信じたいが…『非戦闘地域・法的な戦闘行為』など言葉の合憲性確保の都合はあるにせよ、紛争・テロが頻発する地域の暫時的治安は自衛隊の安全を保障しない、国際貢献・同盟軍の為の戦闘も有り得るリスクと事実を踏まえての派遣となる。

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