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登山とヘルメット, 運動習慣による健康維持・肥満予防

〇火山活動のある山はヘルメットはあった方が良いだろうが、必須の装備かは微妙。万が一を想定すればあればいい物は切りがないが、重量を持ち過ぎない『体力・日程・年齢に見合う装備』も安全につながる。

富士登山で無料貸しヘルメット検討 御嶽山教訓に

もしものケースを想定して色々な物・予備を持っていくべきは『軽装だけが原因で登山の遭難が起こる』の誤解に基づく。遭難報道も『無知・軽装な登山者が装備・物の不足で死んだ』の一方的な報じ方をしやすい。だが夏山・中高年・長い歩行だと『装備の持ち過ぎ(重量で疲れすぎたりバランスを崩した)による遭難例』も多い。

何日もテント泊するようなきつい登山に慣れてボッカ・体力のある人なら、数十キロ以上の荷物を背負って入るだろうが、大半の素人登山家は10キロ以上の荷物を持てばいくら便利な装備を沢山持っていても、逆に疲労や岩場・鎖場で危ないかも。ヘルメットは火山より岩山・先行者の落石に有効だが、暑いと常にかぶるのは大変なものだ。

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共生婚を望む現代人(の一部)の心理:他者との濃密な関係に不自由(息苦しさ)を感じる人たち

『共生婚』は自我が強くて理想が高くコストや面倒を嫌う人が増えた結果だろう。人の選り好みでロマンティックラブ・性と家族愛の幻想も崩れやすくなったが、『お互いの現状を変化させない結婚』としての共生婚に流れる。

食事も一緒にしない、共同生活するだけ…「共生婚」という結婚のカタチ

Aセクシャルや同性愛などを除き、男女関係の理想形はその人を見ただけで気持ちが高まる、また会いたい触れ合いたいという『ロマンティックラブ・本能的な惹かれあい』から始まって、『安定した愛情・家族の形成・人生の共有』などに向かうことにあるが、客観的には昔もそういった理想の関係性は殆どなかった。

近代が成熟するまでは、結婚は主に『生活・生殖の手段』であり『社会に承認される人生設計や運命の享受(大人になる通過儀礼・世間体)』であったから、『個人の幸福追求・理想の人生・異性選択の満足度』とは殆ど相関しなかったわけだが、現代人にとって『生活する為の結婚』は優先度の高いものでなくなってきた。

お見合い結婚が廃れ恋愛結婚が台頭したこと自体が、『自我の強さ・理想の高さ・個人主義の幸福追求』の現れだが、厳密には恋愛結婚でも『男性の経済力と女性の性的魅力との交換(男性側の強いアプローチに女性が折れる)』も多かった為、『相互に乗り気の恋愛・性愛』は20世紀後半にも多くなかった可能性はある。

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東大生による卑劣な性犯罪の心理:知的優越感と恋愛・モテの劣等コンプレックス(女性への欲の先送り)

『知的能力の高低』と『女性との恋愛の巧拙』は余り相関しないが、高学歴・高所得の人の一部には、自己評価の高さと女性からの評価が直結しない事で、ミソジニーを抱き性犯罪に逸脱するケースもある。

「自分より頭悪い」とわいせつ行為 東大生に有罪判決

東大生の被告は『他大学の女子学生が自分よりも頭が悪いから』と理由を述べているが、実際は『自分よりも知的能力が低いのに自分を好きにならないからミソジニー(女性憎悪)・性犯罪に暴走した』という幼稚な全能感の挫折が動機だろう。被告らは大学になって悪乗りが目立ったというが、対女性の抑圧が強かったのだろう。

学歴社会や経済社会はある意味ピラミッド型の階層構造を形成し、能力・努力・人脈・運などで上位を目指せるが、東大・官僚・一部上場企業(幹部候補)・医師等は上層に位置する。上層の人たちは、学者肌の純粋な向学心の強いタイプもいるが、概ね一般の人達よりも自己評価と各種の野心・欲望は強い。

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相対的貧困はなぜ大衆層・中流層から理解してもらいにくいのか?:貧困の主張がわがまま・甘えと誤解されやすい

『相対的貧困』は階層流動性が落ちた現代の閉塞感の一因だろう。貧困再生産を恐れて少子化にもなる。先進国の『人並みの文化的生活のレベル』は高コストであり子孫の世代に付与しづらくなった。

「貧困たたき」する前に…相対的貧困の意味、知っていますか?

高度経済成長と一億総中流社会を経験した戦後日本は、歴史上で初めて庶民層が『貧困・惨めさ・劣等感』を一時的に払拭して、『物質的・文化教養的に豊かなライフスタイル』を子供世代に付与できたが、そんな中流の生活様式を『誰でも実現できて当たり前』の感覚になった所で、経済成長が終わり格差が開いた反動が大きい。

1970~80年代頃までは親・家の事情で学力があっても進学を断念する子は珍しくなかったし、社会階層の違いによる機会・仕事の不平等も現実として受け容れられていた。だが現代は建前として『機会の平等=親による子の不利益のゼロ化』が規範としてあり、相対的貧困は機会の不平等・子の理不尽をもたらす社会悪となる。

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がんの『早期発見・早期治療』は有効だが、遺伝・細胞生理が絡むので完治・完全予防は難しい

がんの大きな要因は『加齢(DNA複製エラー・自細胞の異物化)』と『がん発現遺伝子(がん抑制遺伝子の欠如)』で、平均寿命が延びた国ではがんの発症率・死亡率は高まる。がんの根本治療は外科手術のような侵襲的治療では難しい。

<がん対策>早期発見技術で連携強化 日米韓が共同声明

早期発見できればがん切除の外科手術で再発しない症例も多いが、『早期発見のための頻繁ながん検診』は逆に放射線被曝量を上げ細胞のがん化リスクを高めるという見解もある。『早期発見へのこだわり(年に複数回の人間ドックを受ける等)』ががん予防やがんで死なない為に有効であるという統計的エビデンスはない。

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老後の生活不安で個人投資額は4年連続増加。老後に必要な貯金は2875万円らしいが。

現代の気分が閉塞する原因の一つが、若い時から『老後の人生設計・高齢化と社会保障』に意識が囚われ、将来の備えに追われ続けている事だろう。『制度的な先細りの予定調和』の圧力によって、いくらお金を貯金していても足りないという不安が強くなるし、年金の減額や制度の改悪というのが常にプレッシャーとして働きやすい。

老後に必要な預貯金2875万円…貯蓄より投資に移行!? 資金運用は4年連続増

近代国家は国民の老後・障害・病気に備えるため『税・保険料』による社会保障(年金・福祉・健康保険)を制度的に充実させてきたが、経済成長と人口ボーナスが終わって『低成長・人口減少のターン』になってから、これらが『再分配後の格差・生活苦の一因(負担と給付で恩恵を得られるのは現高齢者だけ)』にもなった。

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