高2男子生徒による祖父母殺害事件と無差別的な破壊衝動

祖父母に対する憎悪の鬱積のような理由もなく、高校生活が上手くいかないストレスを解消するため、祖父母を殺害したという動機は理解しがたい。「誰でも良かった」と供述しているようだが、ストレスからくる破壊衝動の発散方法の異常性か。

祖母殺害容疑で高2男子生徒を逮捕 「誰でもよかった」

反抗期にある思春期の子供が、親(祖父母)から勉学・進路・異性交遊などについて毎日うるさく言われて、それに耐えられず家庭内暴力を振るうようになるという事例はありふれたものとしてある。しかし『殺害そのものを目的とした家庭内暴力』はよほど激しい虐待・支配・侮辱の持続でもない限りは起こりにくいものだ。

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生活保護受給者の増加:高学歴・高所得者・タレントも一歩間違えれば貧困化する現代

生活保護受給者が約200万人を超え増加傾向にあるが、『学歴・資格・所属による生活保障の強度』が落ちた。『身体・精神の健康』と『子供・高額負債のない状況』があるかないかの違いも大きい。

有名大学卒に弁護士やCA、タレント…年の瀬に「生活保護」を求める人々

『高学歴・士業(専門職)・職業エリート(大企業)・高所得者』などから挫折すると、低所得層ではなく生活保護になる人もいる。『能力的な要因』以上に『仕事を選ぶ自意識の要因』によって、次の仕事を見つけづらくなる。専門総合職・知識労働からバイト・肉体労働への転換は、能力より意識の壁が大きくなる。

10万円台の収入は自意識やこだわりを捨て何でもやる覚悟があれば、飲食店やコンビニなど定番バイトでも稼げる金額で今は中高年も採用する。単純にバイト収入では家計に必要な金額に足りない人もいるが、『キャリア・年齢・プライド』等で当座の仕事に就けない人も多く職探しのストレスで精神状態が悪化するケースもある。

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『六曜』の吉凶占い・迷信からなぜ差別が連想され得るのか?

古代では『暦』は『吉凶占い・運勢』とセットだった。六曜も暦に日の吉凶を加える『暦注』の一つで、日本には鎌倉・室町期に入った。六曜の影響は冠婚葬祭で強いが、明治期にも一度禁止されている。

「六曜は迷信」差別を助長? 大分でカレンダー配布中止

『六曜』が科学的根拠のない迷信・俗習であることは確かだが、それがなぜ部落解放同盟が憂慮する『差別』に結びつくのか。『一定以上の人数が根拠のない吉凶占いに従う(あるいは本心で信じていなくても同調圧力の世間体に合わせる)』という集団心理を、かつての部落差別・穢れ嫌悪の心理と重ねたという事だろう。

部落差別は『旧身分(穢多・非人)+職業差別+穢れ(ケガレ)思想』に基づいて行われたものである。『生き物の殺生に関わる職業および河原等の特定の地域は汚穢(ケガレ)に塗れている』という無根拠な迷信があり、その迷信は『合理的な抗弁』では変わらなかった。その差別的な大衆心理を六曜の影響力に重ねたという事か。

部落差別と六曜には直接の関係はないが、その大衆心理・世間体の構造には似た要素があるとは言える。部落差別も『私は部落を差別しないという人』が『実際に部落の人と結婚するとなったら猛反対する人』が多かった、六曜もまた『私は六曜など気にしないという人』が『実際の冠婚葬祭では六曜に従ってしまう人』が多い。

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風呂に入る前におしっこに行きたくなるのはなぜか?、 家族旅行中のホテルでの性犯罪など

風呂に入る前に衣服を脱ぐと体感気温の低下で自律神経が反応しやすい。膀胱が縮小して尿意を催しやすくなる。体質の差もあるがかなりの男に見られるので入浴前にトイレを済ませる習慣が出来ている人も多いはず。風呂場の排尿は臭いが強くなりやすくマナー違反である。

恋人がお風呂でおしっこ、許せる?

風呂場でおしっこをしても流せば同じとはいうが、狭い風呂で時間を開けずに次の人が入れば、排尿したことが分かる程度のアンモニア臭が残っていることも多く、大半の人は不快な思いをする事になる。毎回風呂に入った瞬間にするなら、服を脱ぐ前に(その時点で尿意なしでも)とりあえずトイレに行っておくべきだろう。

『大奥』は色んなシリーズやスピンオフが多すぎてどの俳優がどの作品に出たのかも把握できないが、堺雅人と菅野美穂が親しくなる契機になった作品も『大奥』だったか。男のみ人口激減で男女の性規範が逆になる二宮和也の作品もあったような。

渡辺麻友の唇がエリカ様に…時代劇初挑戦で禁断の恋

原油価格下落は日経平均株価や商社・石油・化学の産業にはマイナスの影響も大きいが、消費者には『ガソリン・灯油・電気・ガスなどの価格低下』の恩恵も生じやすい。小さな値下げだが固定費の減額になる。

電気・ガス、全社が値下げ=来年2月、原燃料費低下で

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NECのガラケー生産が終息に向かう、 ウェブ上の若者の「悪意ある投稿」が増加傾向

ガラケーも通話・メールだけの用途なら使いやすいが、新機種に外装変更以外の『進化の方向性』が見えなくなった。コモディティの同一機種の継続販売にも需要はあるが、NECに利益がでないのだろう。

NEC、ガラケー「終息の方向」 開発・製造は当面継続

現在では家庭の固定電話は、携帯を持たない高齢者以外は殆ど使わなくなっており、固定電話機(FAX機能つき固定電話)の売上は、ここ20年ほどで激減した。だがそれでも定番の固定電話機はコモディティ商品として製造・販売は継続している。ガラケーも固定電話機同様に価格が安くなって生き残れれば良いのだが。

ガラケーに新機能を追加するとか、斬新なデザインを考えるとかいった『バージョンアップの進化』を求める客層は余りいなくなっているはずだから、現行機種とほぼ同じガラケーを電話・メールができる基本商品として継続販売して欲しいが。スマホでさえ新規性・未来性を感じさせる機能追加は殆どなくなってきているのが現状だ。

ウェブ上でも観測範囲・人間関係・興味関心によって『悪意ある投稿』を目にする頻度は大幅に違う。自分は相当ウェブを閲覧してきたが、悪意ある投稿・誹謗中傷・不快な人に殆ど遭遇せずに済んできた。

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レトロな喫茶店と最近のカフェ:個人経営の喫茶店での談笑の楽しみ

30年前に営業していた喫茶店は殆ど閉店して、全国チェーンの店などに変わっているが、レトロな個人商店は『店主(マスター)との相性次第』な所がある。商品・空間だけ求める現代の風潮に適応しづらい。

30年前のガイドブックに載っている喫茶店に行く

個人商店は『店主(マスター)の城』みたいになりやすく、良くも悪くも『店主・店員・客の流動性』が今風のスタバやドトール等のカフェと比較すると低い。『お客様扱い』もほどほど。『おなじみの顔ぶれ・馴れ合いの会話・プライベート筒抜け』のスナック感覚だが、そういった雰囲気が昼から好きな客層は減っただろう。

個人経営の喫茶店は近隣住民を中心とした常連が支える店が殆どであり、スタバのように不特定多数の大勢の客が出入りする型(常連はいても店員と私的な会話は基本ない)の店とは違う。店舗の形態が大型化・匿名化・都市化したと言えるが、今と昔では『心地良く感じる店との距離感・店員の接客と言葉遣い』もかなり変わった。

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