がんの『早期発見・早期治療』は有効だが、遺伝・細胞生理が絡むので完治・完全予防は難しい

がんの大きな要因は『加齢(DNA複製エラー・自細胞の異物化)』と『がん発現遺伝子(がん抑制遺伝子の欠如)』で、平均寿命が延びた国ではがんの発症率・死亡率は高まる。がんの根本治療は外科手術のような侵襲的治療では難しい。

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早期発見できればがん切除の外科手術で再発しない症例も多いが、『早期発見のための頻繁ながん検診』は逆に放射線被曝量を上げ細胞のがん化リスクを高めるという見解もある。『早期発見へのこだわり(年に複数回の人間ドックを受ける等)』ががん予防やがんで死なない為に有効であるという統計的エビデンスはない。

家系的にがんによる死者が多い人等は、中年期頃からがん検診を頻繁に受けて早期発見したいと考えるが、運が悪ければ半年、一年に一回くらいの頻度で検診をしていても、その空いている歳月の間に進行性のがんが発症することなどもある。遺伝と環境と老化の複合要因なので、こうすれば予防・完治できるという決め手が見つけにくい。

究極的には、遺伝子操作に近いような遺伝子治療によって細胞のがん化を予防したり抑制したりする遺伝子治療が決め手になるのかもしれない。がん化細胞を異物化して自己免疫細胞で叩けるようにしたり、がん細胞が正常細胞と同じようにアポトーシスで自死するように(増殖できないように)誘導したりできれば良いのだろうが。

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