4人のグループによる17歳殺害事件、金銭トラブルか、 ミラーレス自動車の登場

喧嘩・いじめの場所は『河原』は昔の漫画のお約束だが、意外と現代でも早朝・深夜の河原で少年・青年のリンチ事件が起こるな。トラブルのある複数の男から川に誘われたらとにかく断る・逃げるべきか……

<17歳殺害容疑>4人を逮捕、同僚「金銭トラブル」…千葉

一方的ないじめを除き、類は友を呼ぶ傾向は強いが、『揉めたら面倒そうな集団・機嫌を損ねたら何するか分からない人物・暴力や犯罪の雰囲気のある集まり』には、自分の自衛力・危機回避によほど自信がない限り、男も女も近づかないが吉。知人間の金銭トラブルが殺人にまでつながる短絡さは愚劣で自滅しただけだが…。

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現代の若者の消費スタイル、『モノからコトへ』や『所有(独占)からシェア(共有)へ』の変化が起こっている

現代の若者消費は『モノからコト』や『所有(独占)からシェア(共有)』の概念で語られる。収入・人間関係に見合わない高額消費の主観的満足度が落ち、将来不安が増した。

SNS志向の消費は「見栄より納得感」なのか? 若者世代の欲求を捉えられない企業の悩み

より金額の高いモノ・サービスを購入する為、身を削ってでもお金を稼ぐライフスタイルを敬遠する人が増えたが、資本主義の原動力の一つである『顕示的消費・差異化の消費(私とあなたの差を示すモノ消費)』が落ちた。『モノの所有』による擬似的階層意識が資本主義の出世競争を支えるが出世したくない若者像とも重なる。

バブル期の浪費は異常だが、若年層全体の平均的な稼得力が落ちたこと、より稼ぐためのコスト(準備・時間・労力)が大きくなったことが背景にある。かつては懸命に働きより良いモノを買い揃える力の顕示が、自己価値の異性・世間への分かりやすいプレゼンで、物質的な中流階層に入る事の至上命題性が広範に共有されていた。

格差・貧困といった『カネ・モノの水準』の社会問題は現在も深刻だが、若年層では進学・就職の競争的選択の時点で多くの人が『雇用・生涯賃金の見通し』を持ってしまいやすい。無理してハイブランド・高級車等を買っても『自分の収入・将来・周囲の評価・擬似階層』が上がらず、後で無駄遣いを悔みそうな不安感もある。

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LGBTの差別禁止法案、 認知症患者の大量購入が取消可能になる法的保護措置

LGBTの権利拡大は世界的な趨勢だが先進国において『生産性』を普遍的価値とする近代のヘテロセクシャルと婚姻制度の規範的結合が緩み始めた事も影響している。企業におけるLGBTの差別禁止は必要だろう。

性的少数者の差別禁止で法案=民主、与党と共同提出目指す

LGBTの差別禁止は『非LGBTとの均等待遇』であり『LGBTのアファーマティブ・アクション(積極的優遇措置)』ではない事に注意が必要だ。LGBTだけを理由に仕事上の不当待遇をしてはならないという事であり、『職務上の適性・見た目の自然さ』等の観点でMTF男性が受付や接客に採用されづらい等はあり得る。

LGBTの人権尊重と雇用上の均等待遇は、LGBTであることだけを理由に採用面接を断られない、不当な雇用待遇(昇進上の不利な扱い)をされないという事である。『職場でトランスな性自認・性的指向の強調』をしてもいいという話ではなく『性別違和感のないヘテロな男女と別の基準で仕事の評価をされる』わけでもない。

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高2男子生徒による祖父母殺害事件と無差別的な破壊衝動

祖父母に対する憎悪の鬱積のような理由もなく、高校生活が上手くいかないストレスを解消するため、祖父母を殺害したという動機は理解しがたい。「誰でも良かった」と供述しているようだが、ストレスからくる破壊衝動の発散方法の異常性か。

祖母殺害容疑で高2男子生徒を逮捕 「誰でもよかった」

反抗期にある思春期の子供が、親(祖父母)から勉学・進路・異性交遊などについて毎日うるさく言われて、それに耐えられず家庭内暴力を振るうようになるという事例はありふれたものとしてある。しかし『殺害そのものを目的とした家庭内暴力』はよほど激しい虐待・支配・侮辱の持続でもない限りは起こりにくいものだ。

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生活保護受給者の増加:高学歴・高所得者・タレントも一歩間違えれば貧困化する現代

生活保護受給者が約200万人を超え増加傾向にあるが、『学歴・資格・所属による生活保障の強度』が落ちた。『身体・精神の健康』と『子供・高額負債のない状況』があるかないかの違いも大きい。

有名大学卒に弁護士やCA、タレント…年の瀬に「生活保護」を求める人々

『高学歴・士業(専門職)・職業エリート(大企業)・高所得者』などから挫折すると、低所得層ではなく生活保護になる人もいる。『能力的な要因』以上に『仕事を選ぶ自意識の要因』によって、次の仕事を見つけづらくなる。専門総合職・知識労働からバイト・肉体労働への転換は、能力より意識の壁が大きくなる。

10万円台の収入は自意識やこだわりを捨て何でもやる覚悟があれば、飲食店やコンビニなど定番バイトでも稼げる金額で今は中高年も採用する。単純にバイト収入では家計に必要な金額に足りない人もいるが、『キャリア・年齢・プライド』等で当座の仕事に就けない人も多く職探しのストレスで精神状態が悪化するケースもある。

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『六曜』の吉凶占い・迷信からなぜ差別が連想され得るのか?

古代では『暦』は『吉凶占い・運勢』とセットだった。六曜も暦に日の吉凶を加える『暦注』の一つで、日本には鎌倉・室町期に入った。六曜の影響は冠婚葬祭で強いが、明治期にも一度禁止されている。

「六曜は迷信」差別を助長? 大分でカレンダー配布中止

『六曜』が科学的根拠のない迷信・俗習であることは確かだが、それがなぜ部落解放同盟が憂慮する『差別』に結びつくのか。『一定以上の人数が根拠のない吉凶占いに従う(あるいは本心で信じていなくても同調圧力の世間体に合わせる)』という集団心理を、かつての部落差別・穢れ嫌悪の心理と重ねたという事だろう。

部落差別は『旧身分(穢多・非人)+職業差別+穢れ(ケガレ)思想』に基づいて行われたものである。『生き物の殺生に関わる職業および河原等の特定の地域は汚穢(ケガレ)に塗れている』という無根拠な迷信があり、その迷信は『合理的な抗弁』では変わらなかった。その差別的な大衆心理を六曜の影響力に重ねたという事か。

部落差別と六曜には直接の関係はないが、その大衆心理・世間体の構造には似た要素があるとは言える。部落差別も『私は部落を差別しないという人』が『実際に部落の人と結婚するとなったら猛反対する人』が多かった、六曜もまた『私は六曜など気にしないという人』が『実際の冠婚葬祭では六曜に従ってしまう人』が多い。

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