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なぜスタバの店員はモチベーションが高いのか?, 飲食店で飲み物を頼まないのはマナー違反か?

スタバなどカフェは確かに店員の入れ替わりが少なく長く続けるバイトが多い。元々カフェの空間が好きな人で、働いている自己イメージに自信がある、仲間関係と教育方法が良いなど。

なぜスタバの店員は辞めないのか。秘訣は「6つのミッション」にあり

学生など若い世代のアルバイトなら概ね『バイト同士の仲間関係』は良好でバイト外でも一緒に遊ぶような関係になることが多い。それが『店舗運営・接客サービス』において良い面に出るように上手く先輩が教育・誘導できているかが鍵かも。管理者がダメだと仲間関係が良くてもお客そっちのけで雑談・さぼり・悪ふざけになる等。

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ベンチャーのイケメン社長の『インターンを雇って失敗』に賛否:インターン学生への期待と仕事の教え方

インターンへの期待値が高すぎるが、どんな仕事をしてもらいたいかマイルストーンを示しノウハウを教えないと未経験の学生はまず動けない。

イケメン社長「インターンを雇って失敗」に賛否 「やる気があるように見せかけて口だけの人間が非常に多い」と言うが……

業界素人で社会人経験もなく、実際に成果を挙げたこともない学生がインターンに来た場合、普通は会社・仕事内容の観察学習のスタンスに立って遠慮しやすい。当事者意識・即戦力として学生インターンを活用したいなら、社長や教育担当が『仕事でやるべき役割・目標』を具体的に設定し主体的に動いても良い空気を醸成すべき。

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働いている既婚者(女性)と専業主婦のどちらがお得なのか?:別に楽なライフスタイルが悪いわけではないが。

豊かで娯楽の多い現代社会の反動で“労働が苦役のイメージ+職業上の挫折+労働力・税収不足の統計”によって少子化も進むが、楽しく働ける環境を作れる人が優位な時代ではある。

20代独身OL「専業主婦ってラクそう」に40代主婦が激怒「悔しい! しゃくに障る」

『外の労働現場が厳しいから・数十年もフルタイムで働く自信がないから専業主婦になりたい』という消極的な動機づけ、『専業主婦に限らず楽しているように見える人がずるい・羨ましい』と自他を比較するのは、女性に限らず男性でもそういう人はいる。一方、『本人が可能な選択肢』であれば楽をしたければ楽をしても良い。

キャッシュで3億円以上を持つ人が働きたくなければ働かなくても、通貨価値がよほど変動しない限り死ぬまで困らないだろう。安定していそうな職で年収の高い夫を見つけ、夫が専業主婦でもいい(家にいてほしい)といい、自分もそこまで働きたくないなら専業主婦・短時労働でもいい。だが、働かないリスクも生じる。

働いていることによる強みは、自分の力で生み出す『キャッシュフロー』だ。その時点においてお金を稼いでいる(収入の流れがある)のは、昔から持ち続けている『ストック(預貯金・金融資産)』よりインフレリスク・制度的リスクに対してはかなり強い。現時点で稼げないのは、相当額を貯め込んでいても心理的不安が強い。

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原付バイクに乗る人が減っているらしい・美容師の親密なトークと個人情報の感覚

『原付バイク』は内燃機関を積んだ乗り物としては性能が中途半端で、制限速度30キロというのも逆に危険性を感じやすく、大きな車の横を走る時の不安にもつながりやすい。走行時に車に巻き込まれればかなりの確率で死亡するリスクがあるので。

排気量150cc位まで、各種税金や車検免除などを原付同等の保有コストにして、速度規制も標識通りなら使い勝手は上がると思うが、現在の原付バイクだと安全性・制限速度の面から敢えて乗りたいと思う魅力には欠けている。

原付バイク離れ 電動チャリに奪われた市場復権のポイントは

僕は10代の頃はバイクが好きで、中型二輪免許(400ccまで)をすぐに取得して、スズキのインパルスとかホンダのフォアとか幾つか乗ったけれど、ビッグモーターサイクルに憧れたものの、1000ccオーバーのバイクは高すぎるので断念したままである。

原チャリは操作は簡単だが、速度が出ない、音がうるさい、ブレーキが弱い、事故すると死にやすい(まぁ大型バイクも死亡事故率は高いけれど)というのがネックで、ただ本体価格も含めて非常に安く乗れるというメリットはあるなと思う。

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現代社会ではなぜ『労働意欲の低下』が起こりやすいのか?:資本主義経済のモチベーション停滞

子ども時代の親の影響? 「できれば働きたくない」という若者たち

2000年代に入る頃から、ニートやひきこもり、無職の増加などが社会問題としてクローズアップされ始め、『アパシー(意欲減退症候群)』や『モラトリアム(自己アイデンティティ拡散・職業選択の遷延)』、『自己愛の肥大(甘え・社会と自意識の乖離)』などのキーワードで労働意欲の低下が語られてきた。

人間の働く意欲というのは『本能的なレベル』では限られていて、『生存+α』のほどほどのレベルでしか働かないことが多く、ジャングルが生い茂っていた石器時代の狩猟採集文化の実労働時間は、わずか2~3時間ほどであった(ひとり当たりの土地の占有面積の広さ・乱獲されていない生物資源の多さから短時間で餓死せずに食欲を満たす程度の収穫物が得られた)という推論も出されていたりする。

江戸時代も農民の労働時間はそれなりに長かったが、都市で暮らす人々の生活・労働は『その日暮らし(貯蓄・贅沢を追求しない)』であったため、朝から晩まで残業までして必死に働くようなハードワーカー(生粋の労働者階級)はほとんどいなかったとされる。

労働時間の長時間化を引き起こした要因は、『農業(農作業)』と『工業(工場労働)』と『企業経済』であるが、皮肉なことに人類の経済的な豊かさと文化文明の発展も、これらの大勢の人々を労働力として動員・要請する『農業・工業・企業経済の発展(生産力の余剰・新たな商品と価値の提示)』に支えられてきたのである。

これらの産業と労働がなければ、人類は石器時代の動物的本能に従って生きる狩猟採集文化(財の蓄積・モノの進歩がなく短命で同じ生活を繰り返すだけの文化)の段階に、更に100万年以上は縛り付けられていただろう。

農業も貨幣も知らない類人猿から分岐した猿人(人類の共通祖先)の歴史は実に約300~400万年も続き、ホモ・サピエンス・サピエンスとしての現生人類が登場してからも約100万年以上は石器時代の狩猟採集文化の生活様式を延々と繰り返していたのだから、人類は気の遠くなるような時間をほとんど進歩せずに生きてきたといえる。

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佐野研二郎氏の東京五輪エンブレムの模倣疑惑:『コネ・著作権』の絡むデザイン・芸術・創作の仕事の特殊性

佐野研二郎氏の東京五輪エンブレムの模倣疑惑は、『デザインの模倣事例の続出』で問題が拡大しているが、この問題は表面的には『一人のデザイナーの倫理観・アイデア・著作権違反の問題』だが、根本にあるのは『閉鎖的なデザイナーの世界の選考・評価の曖昧さ』と『実力・コネの不可分性(非実力主義の要素)』だろう。

膨大無数のデザインやアイデアがウェブに溢れるウェブ社会で『著作権法の形骸化(オリジナル性の多数化・編集化)』が起こっていて、音楽を筆頭にかつての著作権ビジネスが斜陽期に入った影響もあるが、この五輪エンブレムは『巨大な国策による東京五輪利権の末端』で発生した杜撰な仕事のやり方の問題である。

東京五輪エンブレム審査委員会は、電通に次ぐ広告代理店・博報堂の人脈が関係していたとされる。佐野研二郎氏が大手案件を獲得してきた背景には、博報堂のキャリア・人脈と親族のプッシュも影響しているが、逆にそういったメディア・広告・大企業の人脈に食い込まないと、意匠のデザイン一本で生計を立てるのは至難である。

デザインや芸術の世界は、センス・実力・才覚があれば公正な競争を通して評価される単純なものではなく、どのデザインや絵が優れているかを客観的に評価することが出版部数のある漫画等より難しい。『業界・権威的有力者のお墨付き』と『大組織の利権・人間関係でのポスト』を得るとやっつけ仕事や丸投げになりやすい。

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