女性客に利尿剤を混ぜた菓子を与えたタクシー運転手が『暴行・監禁罪』で逮捕:密室空間のタクシーにおける信用

密室空間のタクシーは運転手・乗客の善良さを信用できないなら、『個人間の力関係』によって被害者にも加害者にも成り得る。だが薬物で失禁させる異常・不気味な性犯罪を警戒して乗る客も通常いない。

<暴行監禁>タクシー運転手逮捕 女性客に利尿剤入り菓子

タクシー会社に勤務している運転手のほうが個人タクシーよりも身元の特定が容易で懲戒処分を受けやすいので抑止力はあるだろうが、この容疑者以外の運転手に類似犯がいるとも考えにくい。薬物使用で準強制わいせつとも言える犯罪だが、極めて特殊なので、罪状は降車させず排尿を強制した監禁罪・暴行罪になるようだ。

深夜に徘徊するタクシー運転手が凶悪犯罪者だったのストーリーは、洋画では陳腐化された定型だが、東欧で空港に屯する違法タクシーに捕まった日本人女性が殺害された事件等もあった。密室空間化するタクシーは潜在的にはリスクもあるが、大多数は普通の人で注意するのも限界がある。

いかに親しげな運転手でも、知らない人に飲食物を貰うのは控えた方が良いのかも。フロセミドは浮腫に用いられる強力な利尿作用を持つ薬だが、睡眠薬を用いた準強制わいせつ等の性犯罪と『犯行の意図』は似ており、薬理作用で意思力・抵抗力を奪う型の犯罪はその卑劣さ・強制性・副作用の恐れから量刑は厳し目に設定すべき。

しかし、普通はちょっと世間話などをして親しくなった運転手から、飴・ガムなどをもらったからといって、『これに毒物・薬物が入っているのでは?』と疑ってかかる人は少なく、登山中でもお菓子などをくれる高齢者がいたりして普通に食べているな…まぁタクシーと山の中の違い、男性と女性に向けられる欲求の違いもあるが。