夫婦間殺人、配偶者への不平不満の鬱積の問題:三重県で42歳夫が妻を殺害

中年世代の夫婦間殺人が散発的に起こるが、『暴力を振るいたいほど合わない(相手を思い通りに動かせずイライラする)』となれば、DV・モラハラで相手を攻撃するのではなく身を引いて別れるべきだろう。

<妻遺体放置>逮捕の42歳夫「殺した」 三重県警

成人男性が一発でも、本気で無防備な女性を殴ったり蹴ったり投げ飛ばしたりすれば、殺すつもりがなくても当たり所(打ち所)が悪ければあっけなく死んでしまう認識が必要で、どんなに頭にきても暴力はNGだ。中年期以降は特に循環器・血管に微細な損傷があることもあり、頭部への傷害や頸部の圧迫は致命傷になりやすい。

40代で自分の不平不満や怒り・恨みを『物理的な暴力・威嚇』でしか表現できない未熟なパーソナリティー(性格構造)が大きな問題だが、夫婦関係というのも『容易には解消しがたい関係』なだけに、いったん悪化して冷え込んだり恨み合う嫌い合う仲になって経済的理由などで無理に同居を続けるのはハイリスクである。

経済的理由などでお互いに一言も口を聞かない家庭内別居を続けているような人もいるが、仮面夫婦を通り越して『一方が執着・関心を捨てていない家庭内別居』を続けるというのは、知らず知らずのうちに怒り・怨恨を鬱積させたりして危ない。相手の存在を無視しての同居は、自分はOKでも相手が怒りを溜めるケースがある。

夫婦としてずっと仲良く共同生活できるかどうか、この夫婦は子供がいなかったことで『二人だけの男女・人間としての相性の良し悪し』がダイレクトに出やすかったとは言えるが、『暴力を振るわざるを得ないほどの怒り・不満・要求の強さ』が抑えられない感じになれば、それ以上の共同生活が無理な兆候でもあるのだろう。

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