男性が女性に抱きがちな『幻想』:幻想と現実の境界で関係を築いたり維持したりする男女

恋愛も性愛も結婚も『幻想』から始まることは多いが、現代では女姉妹や女の親戚が減ったり男の一人っ子も増えた事から、『同世代の女性に対する過度の幻想・期待』を持つ比率が上がっている面もあるのかも。

男が女に抱きがちな幻想 -「小食」「ムダ毛がない」「鼻くそをほじらない」

男が女に抱く幻想は男にとって望ましい女性らしさ(性別役割規範)というジェンダーの源泉になりやすいがそれは女が男に抱く幻想も同じ。料理・掃除などにまつわる女性への幻想が強いと世話を望む男の面倒臭さはあるが結婚が早かったり。相手に特別な役割を望む事や独占欲が弱い人は自分も求められたくない傾向を持つもの。

男女が相互の映し鏡だとすると、『女性はムダ毛があってはならない・髪が綺麗で身体は良い香りがするのが当然・メリハリのあるボディであるべき』というような性的な幻想が強ければ、男性側もそれに見合うだけの魅力や身体性のバランスが求められるが、現実離れした幻想は『生身の異性との交際・生活』を困難にする。

同じ女性でもその個人差や考え方の違いは非常に大きいが、それは男性の個別的な多様性と同じである。幻想による興奮や楽しみはいつか終わりを迎えるが、『幻想の破壊度(男も女もない)』が激し過ぎると関係も冷え込む、『適度な幻想の揺らぎ(良い異性のイメージも保持)』で現実と幻想のバランスを取れる人は幸いである。