『まんだらけの万引き報道』のネットでの注目度(話題性)と転売した50代容疑者の無関心さ

まんだらけの万引き報道であれだけ騒動になったにも関わらず盗品を古物商に転売したというのは、普段ネットやニュースの情報を殆ど見ないような閉じた生活(というかネットを使わないオフラインだけのライフスタイル)をしていた人なのかもしれない。

「怪獣フィギュア買いたかった」=逮捕の男、鉄人28号売却金で―警視庁

50代男性であれば、スマートフォンやタブレットを日常的に使わない人がいてもおかしくはない、家でパソコンをしない人も比率として多い。『まんだらけの万引きの報道』にしても、テレビだけならそこまで集中的に報道されておらず、『騒動・注目度の体感的なリアリティや危機感』の個人差は大きいだろう。

ネットのニュースやSNSのコメントで大きな話題になっているように感じても、『日常的にネットやSNSにアクセスする層』と『ネットやSNSにアクセスする生活習慣・デバイスがない層(50代以上だと今でも多い)』だと、何が世の中で話題になっているかの受け取り方は180度異なっているものではある。

ネットで『指名手配犯すれすれの扱い』をされていても、鉄人28号のフィギュアを盗んだ本人は『誰にも気づかれていないという暢気な現状認識』をしていた疑いも強い。そもそも『盗品を売り飛ばした金』で欲しいものを買おうとする考えが間違っているが、『盗品の横流しリスク』は『古物取扱業者の法規制』の根拠でもある。