丸亀製麺の“トリドール”、モンスターストライクの“mixi”など株についての雑感

丸亀製麺のトリドール株は、ここ数ヶ月は安値で低迷していたが、実店舗の客の多さからほぼ確実に好決算を出してくると思っていた。16年3月期連結決算、当期利益が384.8%増の26億円という成長力の高さで、株価が長く続伸して1900円台になってきている。

ハワイやインドネシアなど海外進出も積極的だが売上はまだ500億円未満であり、会社の目標は10年後5000億というが、そこまでいくとちょいと大風呂敷すぎる気がしないでもないが……。

アジア圏への積極進出と海外チェーンのM&Aで、うどん食の習慣を根付かせれば年商5000億が可能という、ビジネスモデルの将来性のビジョンは壮大で株を持っていればその夢に付き合える面白さもある。『うどんという日本の庶民食』でそこまで大掛かりなビジネスを目指す経営者の発想が面白いな。

インドネシア人が讃岐うどんを食べるなら、他のアジア人が食ってもおかしくはないけれど、各地の味覚・流行に合わせたうどんの質感・スープの調整などはやはり要るのではないかと思う。

しかし、mixiがモンスターストライクだけで年間売上1000~1500億円のオーダーを2年間連続で上げたことを考えると、実際にモノ(食品)を作って売る外食産業がその規模まで拡大することを願ってもおかしくはない。mixiはSNS事業で死にかけたが、『モンストの3DS版』が大ヒットしたら異常な売上になるという期待感もあるけれど。

モンストの欠点は『ゲームの拡張性』の為に『ゲームのストーリー性・キャラ設定』を切り捨て、歴史上の英雄・権力者、神話の神様・怪物まで何でもありのごちゃまぜ世界観にしてしまった事である。3DS版モンストはストーリーとキャラクターがあるので、ヒットすればポケモンのようなメディアに強い世界観を得る可能性がある。

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