イラン人のグループが起こした名古屋の襲撃事件と麻薬問題

繁華街のイラン人というと麻薬密売の連想が刺激されやすいが、中東系・南米系(メキシコも)のアンダーグラウンドな世界の『生命の価値』は余りに低く、『麻薬の価値』は人より圧倒的に高い現実…。

名古屋の襲撃、被害者はイラン人 麻薬めぐりトラブルか

メキシコはじめ中南米に拠点を置く資金力・軍事力のある麻薬カルテルは、警察当局にも協力者を多く抱え、国家権力を動員しても壊滅させる事が不可能なほど社会的浸透度・影響力が強い。中南米の麻薬王というと日本の山口組組長等を彷彿させるが、その資金力・影響力は大きく軍隊並みの武装兵力を擁し、公権力の汚染も酷い。

麻薬王ホアキン・グスマン(エル・チャポ)は逮捕投獄されたが、逮捕前は世界の長者番づけや世界に影響力を持つ人物にランキングされ、凶悪犯罪者でありながらもアングラな権力者のような評価を受けた。収監後も刑務所を買収して自由に暮らし、警察幹部に付き添われ表門から脱獄する等、法秩序を捻じ曲げた人物ともされる。

イラン人密売グループが日本における麻薬汚染ルートの重要な経路を担っている事は確実だが、深夜とはいえ名古屋市のそれなりに交通量のある路上で、堂々と集団暴行・殺人を実行した事は、一部外国人への恐怖や移民政策への懸念を煽る事件だった。日本でも類似事件はあるが外国の反社会的組織は殺人の心理的ハードルは低い。

2012年にも山梨県で『笹子トンネル事故(天井板の落下)』が起こったが、全国のトンネルの経年劣化が心配される時期に差し掛かっている。インフラ更新には莫大なコストがかかり、優先順位もある。

トンネルの天井モルタル、23.5トン落下 千葉・君津

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