人は見た目なのか見た目ではないのかの繰り返される問いかけ?:外見と中身のバランス

人に対する初期の印象・魅力は『見た目』の影響が大きいが、一度受け容れられれば『性格・相性・能力』が重要になる。見た目で測れない能力・魅力がある人は受容され知ってもらう工夫や機会が必要になる。

20代でも半数以上!「人は見た目ではない」は本当だと判明

若い世代ほど『見た目』だけでは分からない要素(固まりきらない柔軟性・可塑性)が多いのだが、残念ながら若い時には異性・友達の関係を中心に見た目の印象や美醜に影響を受けやすい傾向がある。年齢を重ねるにつれ『極端な暴力性・反社会性・意地悪さや計略性・卑屈さ』は表情・態度・話し方・笑い方等に反映されやすい。

人は見た目では分からない一面(良い面・悪い面)を持つのは事実だが、人生経験を自己を磨く糧としてきた人格者(人間性・精神力・適応性・対人交流の中身を高めた人間)は『見た目から生じやすい自分に対するネガティブな誤解』をどのように接すれば晴らしやすいかを弁えており、表情・態度・身なり・話し方に配慮する。

相手を騙すために一時的に『見た目の印象』を偽装する人もいるが、『愛想の良い詐欺師・造形の整った乱暴者・お涙頂戴の演出者』などでも、一定の人生経験や対人関係があれば『ある程度のコミュニケーション』を取れば偽装された外見の背後にある悪質さを察知できる事も多い(見たいものだけ見て騙される人もいるが…)。

『見た目の印象の良さ』や『知覚的な造形の魅力』があっても、他者に危害を加えるなど中身が極端に悪い場合は、一定の付き合いやコミュニケーションを重ねれば表層の偽装だけで隠せない本質が露呈してくるものではある。反対に良い意味で内面が外見に反映された人は、中長期の交流によって印象・感じが大きく変わらない。

ただ性格・生き方の善し悪しではなく、『生活の困窮度・心理的な窮迫性・精神病理の発症』などが見た目に反映されてしまうケースも少なからずあるので、それまでの見た目や印象・感じと極端に変わってしまったような人では『生活・人生・家族・精神の悩みや問題』が与えた影響である可能性もある。

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