栗城史多氏がエベレスト再挑戦で登頂を断念:プロ登山家にも色々なチャレンジやスタンスがある。

栗城史多氏は2008年までは世界の高峰に順調に登頂したが、09年のエベレスト敗退から登頂率低下、12年に凍傷で指9本を喪失した。記録挑戦の登山家というより、ウェブを介した高峰登山の共有化の先駆者だと思う。

<エベレスト>栗城さん、登頂に再挑戦するも下山

栗城氏に対する批判は過去の冒険的な登山家と比較した時に『ストイックさ・フィジカルな体力・テクニカルな技術・公称記録の正確さ(単独無酸素・アルパインスタイル等)』で劣るというものだが、エベレストの単独無酸素も七大陸最高峰登頂も既に前人未到の記録ではなく、栗城氏は困難なバリエーション開拓の登山家でもない。

それでも一般の登山者から見れば、かなり危険で困難な世界の高峰の登山に挑戦しているプロ登山家ではある。

栗城氏が登頂した七大陸最高峰の経路の全ては、過去に誰かが登った事があり現在は一定の登頂成功率が確立されたノーマルルートで、別の登山者が残した固定ロープや足場も流用するとされる。『バリエーションルート(高難易度ルート)の単独登山』ではない面はあるが、だから見ている人にとって価値がないわけではない。

栗城氏が登頂した七大陸最高峰の経路の全ては、過去に誰かが登った事があり現在は一定の登頂成功率が確立されたノーマルルートで、別の登山者が残した固定ロープや足場も流用するとされる。『バリエーションルート(高難易度ルート)の単独登山』ではない面はあるが、だから見ている人にとって価値がないわけではない。

竹内洋岳氏とか山野井泰史氏とかクライミングや高峰登山における第一人者と比較すれば、プロの世界における『難易度のレベル・厳密な単独登山の定義』において、栗城史多氏が彼らに及ばないとは言えるだろうが、一般に登山の面白さ・風景や感動を分かりやすく伝えられる登山家として別の役割を果たしているようにも思える。

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