夫がゲームばかりして夫婦の会話がないという問題:会話・ふれあいを求める頻度濃度が違うとすれ違いやすい

会話の好き嫌い・頻度密度の個人差は大きいが『何を置いてもその人と話したい欲求』は結婚したり交際が長くなれば落ちやすい。ゲームやネットは他をシャットアウトする孤立的依存性が強く、ふれあい欲求に差があるとトラブルになる。

夫がゲームに熱中して構ってくれない…寂しさ抱える新妻の悩み

『他者に構われず自分の好きなことをしていたい欲求』と『自分の存在を認識してくれる他者に構って欲しい欲求』のバランスだが、部屋に閉じこもってずっとゲームばかりしているような人は極端に前者の欲求が強く、単純な刺激?報酬の反復に対する依存性も強い。家に誰かいればいい、関係・役割さえあればいい価値観に近い。

『他者に構われず自分の好きなことをしていたい欲求』と『自分の存在を認識してくれる他者に構って欲しい欲求』のバランスが概ね近い男女は相性がいいが、往々にしてこのバランスは食い違うし、年月の経過によっても話したい欲求の強さは変わってくる。趣味・興味・共感・価値観のズレが大きくなると会話の楽しみも落ちる。

『相手(異性)に好かれたいとか今から関係を築きたい段階』では、必死に自分の魅力・貢献や相手への支持・共感をアピールしやすく、よく知らない相手のことを知ろうとして一生懸命に話を聞こうとする。結婚・長期交際でも『別れる可能性』はあるが関係が固定した安心感が出て、会話で相手を気分良くする動機づけは落ちる。

だが良好な関係性の維持・保守は、見方によっては『ゼロからの関係性の構築・相手の好意や承認の獲得』より難しい。初めて知り合う人で、お互いいいなの印象があれば、相手も気に入られたいから相当に気を使う対応をしてくれるが、『長期間の馴れた関係』では一度100まで高まった好意を落とさずに維持するのは大変だ。

逆に相手の存在やコミュニケーションを軽視し、自分の部屋にいつも閉じこもってやりたいことばかりする人(相手もやりたいことをやればいい)は、『いつ別れてもいい覚悟』がないなら『絶対的な安心・信頼の思い込み』になっていそうだ。日本人は関係固定後の会話の盛り上げ・サービス精神発揮は苦手な人は多いかもだが。

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