福岡県小郡市で起きた警察官の夫による『母子殺害事件』について:家族が加害者になり隠蔽工作をする悲しみ

福岡県小郡市の母子殺害事件は、警察官である容疑者の『事件否認・母子心中に見せかける隠蔽工作』によって、父・夫でもある容疑者の『家族殺害の罪悪感の乏しさ』が際立ち後味の悪いものになった。衝動的に殺して申し訳なさがあれば隠蔽工作や虚偽の証言はしないと思うが、殺害後に普通に出勤して妻に電話など隠蔽が姑息だ。

警察の杜撰な初動捜査で、初めは母親が子供二人を育児ノイローゼで殺害みたいな報道になり名誉毀損が甚だしかった。『死因の特定』がされたら練炭自殺の偽装は余計に自分(家族)が犯人である証明になり、午前7時に小学生も母親も寝ていて異常に気がつかなかった(午前7時以降に殺害)というのも不自然だった。

子供が成人したら別れるという話し合いが過去にされていて、夫婦間に深刻なトラブルがあり殺害当日の夜も男女の大声の言い争いがあったというが、妻子3人を現職警察官が殺害するというのは稀有な事件である。どちらが別れたくなかったのかなど詳細は不明だが、仮に離婚になったとしても家族全員の殺害よりマシと思うが。

家族間の殺傷事件の報道が増えているが、利害関係や愛憎感情があるだけに『愛情好意・貢献・希望』が『憎悪嫌悪・妨害・絶望』に転換した時の暴力的な反動が大きい人もいるのだろう。相手に落ち度があっても、自分より相手・子供の幸せの判断が維持できれば良いが、最低でも悪意・暴力への反転が回避できていればと思う。

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