経営者が従業員に交際を強要して起きたキャバクラ暴行死事件:弱い立場に追い込まれる実家に頼れない若いシングルマザー

当初報道ではキャバクラ経営の加害者から交際を強要され断って暴行を受けたようだったが、雇用した頼るものがない若い女性の弱みにつけ込んで、公私混同した要求を突きつけるろくでもない経営者もいる。

<キャバクラ暴行死>未婚10代母、遠い自立 娘残し無念

水商売・風俗で働く、特に倫理観のない経営者が借りたマンション寮などで住み込みで働く子供のいる20歳前後のシングルマザーというのは、社会的偏見・差別を抜きにしても『社会的弱者としての要素』を多重に持っていると言えるだろう。お店に『頼れる親もいざという時の貯金もないこと』を筒抜けで知られている弱さがある。

お店で雇った弱い立場にいる若い女性を気に入れば、自分の女にしようとする倫理観のない粗暴なキャバクラ経営者でも、『バックボーンのある小遣い稼ぎの学生のような女性』にはそこまで無茶はしない。親が機能している女性に無茶をしても女性はただ無断欠勤してやめるだけだし、後で法的手段を取られる恐れもある。

この事件のような悪質なキャバクラ経営者でも、自分が雇っている女性が『ここで働いても働かなくても良い社会的弱者の女性』かは冷静に見極めているはずだ。『親元から通勤できない寮住まい・10代で出産で貯金なし(絶対お金がいる)・頼れる親族も彼氏もなし・学歴なく法律知識なし』の情報で経営者が偏見で足元を見る。

極端に言えばこの種の悪質な風俗経営者(まっとうな組織構造がないワンマン)は暴力団的な女衒である。半ば人身売買のような気分で学歴も能力もない若い女性(絶対にお金がいる女性)を自分が家も準備しそれなりの給料も支払っているという旦那気取りで、自分の交際要求を断れば勝手に恩を仇で返したと激怒するのだろう。

親・配偶者・恋人・法律家・学生身分など後ろ支えがない状態で、社会的・法律的に世間知らずな若いシングルマザーが、どんな人が経営しているか分からない風俗店に住み込みで勤務し、その給料に人生を全面的に頼るのは男女関係強要の一定のリスクはある、暴力・お金・家で逃げたくても逃げられない人は潜在的に多いだろう。

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