睡眠不足を我慢して起きていると過食気味になりやすいことがある, メガネの扱い方とメガネをかけている影響

生理学的には眠気を我慢して無理に作業しようとすると『食欲亢進(血糖値上昇)による擬似覚醒=肥満リスク』の説もある。睡魔と食欲なら素直に寝た方が健康には良いが、糖分摂取でもう一踏ん張りもできる。

食欲と睡眠欲、究極的にどちらかを選ぶなら?

長時間起きていると睡魔が襲ってきたり作業効率が低下してくるが、『覚醒水準低下のぼんやりした状態』で、大して空腹でもないのにチョコなど甘いものをむやみに口にしたり、半分寝てラーメン・丼などを詰め込む人がいる。血糖値上昇で暫く覚醒するが、不規則・長時間労働がメタボを誘発する事がある。

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安倍首相は『憲法改正への橋』は整理されたというが、『立憲主義の原則+国民的議論の喚起』はほとんど確認されていない。

憲法改正の手続き法は整理されたが、『憲法条文の改正の目的や効果』について賛同も関心も集まってない。『法的安定性・平和主義・人権』を軽視する自民の憲法改正草案は、近代的立憲主義からの後退である。

<安倍首相>「憲法改正への橋は整理された」と意欲示す

安倍首相の言葉を借りれば『憲法改正への橋は整理されたが、その橋を通るべきものが何なのか分かっていない』ということになる。9条改正による自衛隊の国軍化や集団的自衛権について日本の賛同者は『対中国の抑止力』を想定するが、米国の改憲要請の中心は『中東・北アフリカにおける日本の持続的な軍事援助』である。

中国の東シナ海・南シナ海における領海の核心的利益の主張は強硬だが、『自由航行の原則』を守るという日本・東南アジア諸国の貿易の核心的利益が脅かされるリスクは低い。ペイするか分からない海底資源掘削の問題はあるが、貿易の自由航行権の保障は中国の貿易利益や国際的評価とも直結するので制限しないだろう。

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少年法適用年齢を“18歳未満”まで引き下げるべきか?:殺人など凶悪犯罪に限っては高卒相当の年齢から成人扱いでもおかしくはない

罰から教育への近代法には賛成だが、殺人に限っては18歳を成人年齢とした方が、その凶悪犯罪を抑止しやすいかもしれない。『殺人=悪』は学校で教育して悪い事をしない人間にしていことする以前の問題であり、殺人(凶悪犯罪)に限っては18歳時から成人同等の刑罰になると教えても、その内容を理解できない子供はほとんどいないし、実際に殺人をしようとする子供もいないだろう。

少年法適用年齢引き下げの妥当性、教育的観点からの考察

18歳は高校を卒業して、親・教師の管理下から離れる人が増え、中には進学・就職で一人暮らしする人も出る。『家族・学校における監視や保護のレベル』が弱まり、モラトリアムな不良青年が集団化(ギャング化)するリスクも高まるので、腕力・環境・経済・仲間の面で凶悪犯罪が高校在学時より誘発されやすい。

18歳の時点までは多くの子供がまだ学校に通っていて(一日の行動が概ね予測でき)、親と一緒に生活して経済的にも守られているので、『親・教師の管理や教育』で問題行動や非行は抑制されやすい。18歳以降は『生き方や経済状況の多様化・自由な時間や関係の増加』が進み自己規律できない人や集団の犯罪リスクも高まる。

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子供の貧困の話題化と支援の仕方の議論,児童虐待のオレンジリボン運動

『子供の貧困』は、今の日本社会が陥っている『少子化対策』とも相関する。子供の貧困が緩和されれば相対的貧困ラインにある人の出産増も期待できるが、金銭・物資の支援比率を調整して継続的支援ができるかどうか。

子どもの貧困、足りないものとは? 「魚や肉」「絵本」ネットで調査

日本における子供の貧困支援の難しさは、人権意識などから生活が苦しい世帯を『貧困層』とまで断言した支援が難しく、『相対的貧困』という概念に反対する国民(食べていければ貧困とまでいえないの意見)も多いことにある。『中古物資・施設型の支援』は低コストだが、現代では使い回しのお下がりが嫌がられる傾向もある。

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産後クライシス、“夫”と“妊娠中・子育て中の妻”とのすれ違い:男はなぜ結婚生活で気を遣わなければならない事が多いのか?

ジェンダーを離れた男女平等な子育ては人類史上で殆ど経験がなく、先進国でも『人権の理念+男性所得低下+女性の選択権強化』で間接的に要請されてきた。妊娠・出産による女性の心身状態の変化に適応できなければ離婚リスクが上がる。

妊娠中や産後の夫婦によくある、すれ違いのパターン4つ

一昔前は確かに男が父親として母親と同等の育児義務を果たす家庭は少なく、『男は仕事・女は家事育児のジェンダー(性別役割規範)』が社会で共有されていたので、子供ができても男はひたすら仕事をしてお金を入れていれば良かった。母・祖母など家の女性コミュニティが出産・育児のあれこれを担当する事も多かった。

現代ではその性別役割を満たす十分な所得を稼ぐのが難しい現実がある。女性も出産後数年で正規雇用に戻って働く人も増えたし、パートでも女性も基本的には働き続ける社会に移行している。全面的に扶養されている訳でもなく夫が家事をしないと『自分だけ働いて世話までしている被害感』が強まるのは必然だろう。

どうして男だけそこまで気を遣って機嫌を取らなければならないのかの意見も多いが、これは男性原理と女性原理の逆転、『かつての弱い女性の立場に男性が置き換えられる事もある現象面』として解釈できるか。昭和期まで女性が経済的に自立できない事や離婚の不利益で結婚の忍従・苦難は多く妻が夫の機嫌を取る事も多かった。

男性と女性が対等(フラット)な関係でお互いの人格・苦労を尊重しながら協力していくのが『結婚・家族の理想』ではあるが、どちらかが『自分だけ不当に苦労させられている・相手は最低限の役割さえ果たしていない(家にいると邪魔)・私がいないと困る癖に』と思い込むと、『家庭内の権力構造の弊害』が生まれてくる。

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ブラック企業の過酷さと自分の仕事に対する納得感の違い, ちょっとしたポニーテール論

営業職で9~18時の虚偽の勤務時間を求人票に掲載しても罰則はないが『採用前の虚偽+採用後の同調圧力や習慣』でブラック企業の環境は正当化される。長期雇用・年功制・健康配慮なしのブラック条件に反発が強まる。

社会的制裁を!「ブラック企業大賞」の功績と課題

1ヶ月間休みゼロ、毎日12時間以上の拘束とかのブラック企業では『身体・精神への負担の度合い+仕事の立場や姿勢』によっては過労死リスクがある。逆に小規模な会社の幹部等で『時間の使い方の裁量権』があり『自分が好きでやっている順調な仕事』なら毎日12時間超のハードワークで休まなくても平気な人も多い。

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