『栃木女児殺害事件』で自供した勝又容疑者の性格形成過程と暴力衝動・性嗜好障害

偽ブランド品を販売した商標法違反で逮捕された後に、勝又拓哉容疑者(32)は吉田有希ちゃん殺害の犯行を供述したが、ペドフィリアの性犯罪の危険性・卑劣さは殺害・傷害・監禁を伴いやすい部分にある。

<栃木女児殺害>勝又容疑者「茨城県境付近の山中で殺害」

ペドフィリア(小児性愛)にも重症度のスペクトラムがあり、勝俣容疑者のように実在の子供に性犯罪を企て実行するに留まらず殺害にまで至るのは最も重症度が高く危険な病的状態。『性衝動』と『殺人衝動(暴力性)』がリンクする性犯罪には、『母子関係の歪みと愛着形成障害・女性憎悪・自尊心の欠落』が関係するとされる。

勝俣容疑者のような子供を殺める殺人者は、性的嗜好の異常としてのペドフィリアの中でも特別に偏った人格構造や世界像を持ち、一般論として言及するのは難しい。10代で母親と共犯で偽ブランド品を販売して回っていたなど特異な成育歴・母子関係もあるが、発達過程で何らかのトラウマ・性的虐待を受けた影響も想定される。

単純な性欲や恋愛欲求が『殺人衝動(暴力性)』に結びつく可能性は小さいのだが、性欲や恋愛欲求が『自分の自尊心・存在意義・支配欲(優越願望)を投影し実感する手段』になると、性・恋愛が殺害の動機づけを生む恐れがでる。

ロリコンの問題点は、『圧倒的な弱者である子供に対する優位性・支配性(それは可愛がるとか大切にするとかいう保護願望としても自覚される)』が無意識に織り込まれやすいこと。対等な同世代の異性に向けられるべき大人の性欲・関心・承認欲求が、『欺瞞的な保護・愛情』を理由に未熟な子供に向けられる怖さがある。

ロリコンの問題点は、『圧倒的な弱者である子供に対する優位性・支配性(それは可愛がるとか大切にするとかいう保護願望としても自覚される)』が無意識に織り込まれやすいこと。対等な同世代の異性に向けられるべき大人の性欲・関心・承認欲求が、『欺瞞的な保護・愛情』を理由に未熟な子供に向けられる怖さがある。

ペドフィリアのパーソナリティ構造の根本には『成熟した女性(自分と対等な年齢・体格・知性・能力を持っていそうな女性)は怖い・汚い』の抵抗があり、その怖さの背景に『自分の精神的な未熟さ+過去の虐待・トラウマ・拒絶の被害体験による自信喪失』がある。更に独占欲や劣等感を補償する潔癖さが大人の汚さの印象を生む。