長距離を歩くときの『靴の選び方』や『歩き方(足裏への負荷の掛け方)』

1日10キロ程度を歩いたり走ったりが習慣化していて、靴底が頑丈な靴を何足か履き潰してきたが、概ね『踵部分の底』から磨り減って破れてくる事が多い。次に、『爪先・外側の周囲』が磨り減りやすい。普通は、靴底の内に向かうにつれて磨り減るのが遅いが、自分の歩き方による『身体の歪み』というのは余り意識したことはない。

今すぐ靴底を確認!すり減り方で分かる「身体の歪みチェック方法」

靴選びは登山・ランニング・ウォーキングの用途でも違うが、登山・散策用では『履きやすさ(少し余裕あるサイズ)・耐久性・底の硬さ』を重視、ランニングでは『履きやすさ(タイトなサイズ)・軽さ・底の柔らかさ』を重視する。

お店でフィッティングしても実際に歩いたり走ったりすると僅かな違和感が気になる靴も多いが、違和感を感じたままで長い距離を歩くと足を痛めたり、姿勢が悪くなって身体の歪みが出てくるのではないかと思う。

ランニングシューズやスニーカーといった履き心地が柔らかくて底も柔い靴は、サイズがアバウトに合っていれば問題無い事が多いが、登山靴やトレッキング(長距離の歩き)に合った靴は僅かなサイズの違和感が長く歩くにつれて問題(圧迫・痛み・擦れ)になってくる。

履き心地の固い靴で踵のホールド感が弱い靴は歩けないというか、踵がスポスポと抜けるような靴は足全体の着地と蹴り上げのバランスが悪いので、長く履いているとこれも身体の歪みの原因になってくるだろう。

『歩き方の注意点』としては、爪先と踵のどちらかだけに強い負荷を掛けないようにして、足裏の全体を使って緩やかに歩くような意識を持つようにすれば良いと思う。爪先に頼りすぎた歩き方は足を攣りやすくするし、踵を強く踏みつけすぎると踵部分の骨やアキレス腱に負担がかかり過ぎてしまう。