モラルハラスメントに苦しめられる人:モラハラによる無意識的な洗脳・暗示

精神的虐待のモラハラは多義的概念だが、端的に『一緒にいると自分に自信や気力がなくなっていく相手』は間接のモラハラ(価値引下げの暗示)を行っている可能性があり、人間的な相性が悪い。やはり、一緒にいて自信や活力を与え合えるような相手が最も良いのだが、モラハラの最中にいる時には『相手の本質』に気づけないものでもある。

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自分に対する肯定・同意がなく、否定(ダメだし)や人格批判ばかりの相手は、本来付き合うべき価値や必要に乏しい。自分が悪いから仕方ないの方向でモラハラの自己暗示にかかるケースもあるが、犯罪・迷惑行為をしてるわけでもなければ、毎回『意欲・気力が挫かれる不快なメッセージ』を聞く関係の反復は人生のロスだろう。

モラハラは『閉鎖的な環境』における主導権争いの側面がある。モラハラを意識的・無意識的に仕掛ける側は『お前はダメな人間・一人では何もできない・誰も認めない・また失敗した』などの否定的メッセージによって、『自分との主従関係・外部世界との切り離し』を企図するが、逆に加害者が『相手との主従関係(自分の思い通りに反応してくれる相手)』に依存してる面もある。

一時的な怒り・不機嫌・皮肉くらいのやり取りであればモラハラとまでは言えないが、『相手の人間性・コミュニケーションの取り方に対する決定的な不信感や居心地の悪さ』を感じるようになり、相手の顔を見たり言葉を聞くのが嫌なレベルにまで行くと、モラハラの心身への悪影響も大きくなり、共同生活も不可能になりやすい。

モラルハラスメントは『暗示・洗脳』によって相手の自尊心や自立心、抵抗力などを阻害し、自分がいないと生きていけないような錯覚に陥らせるが、この心理作用は『閉鎖的環境における人間の洗脳されやすさ』を示唆する。私は洗脳とは無縁と思っていても、閉じた環境・関係性の中では意外に『相補的な役割』にはまりやすい。