登山とヘルメット, 運動習慣による健康維持・肥満予防

〇火山活動のある山はヘルメットはあった方が良いだろうが、必須の装備かは微妙。万が一を想定すればあればいい物は切りがないが、重量を持ち過ぎない『体力・日程・年齢に見合う装備』も安全につながる。

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もしものケースを想定して色々な物・予備を持っていくべきは『軽装だけが原因で登山の遭難が起こる』の誤解に基づく。遭難報道も『無知・軽装な登山者が装備・物の不足で死んだ』の一方的な報じ方をしやすい。だが夏山・中高年・長い歩行だと『装備の持ち過ぎ(重量で疲れすぎたりバランスを崩した)による遭難例』も多い。

何日もテント泊するようなきつい登山に慣れてボッカ・体力のある人なら、数十キロ以上の荷物を背負って入るだろうが、大半の素人登山家は10キロ以上の荷物を持てばいくら便利な装備を沢山持っていても、逆に疲労や岩場・鎖場で危ないかも。ヘルメットは火山より岩山・先行者の落石に有効だが、暑いと常にかぶるのは大変なものだ。

〇数週間でも全くトレーニングしなければ、筋力も持久力も低下して脂肪も増えるのに、10年以上前の過去の運動の効果が残るはずもない。運動部でもプロ選手でも運動習慣の動機づけがなくなる人はいる。

肥満度、いまの運動がカギ 過去は関係なし スポーツ庁

過去に本格的な運動経験のある人のほうが、ブランクがあっても再開しやすいのはあるかもしれない。ダイエットのためとか健康回復のための『外発的動機づけ』は意外に長続きせず、目標達成すると意欲が落ちる。運動をしたいとかボディイメージ・身体機能を維持応用したいの『内発的動機づけ』で習慣化できると長く続けやすい。

運動・トレーニングは『始めるまでの億劫さ』を反射的・瞬間的に抑え込んで、とにかく一歩を踏み出せば慣性の法則で身体が動くが、少しでも迷って今日はやめとこうかなと思えば、逆に数日は動けなくなる事も多い。『短い距離・少ない回数』だから意味ないと思っても、とりあえず毎日やるほうが良い、万事に通じる原則かも。

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